手磨仕上

2016年、晩春… 


この時はまだ、名前も決まっていないが、VADOVAS JIGのテストは、この年でおよそ3年目を迎えていた… 


ジグの倒立着底部の面積、形状と、スイム時の水流抵抗、障害物探知部のバランス、黄金率… 


まだ、この部分の意匠、設計に確信が持てないでいた… 


VADOVAS JIGのサンプルをお渡しした、ある琵琶湖遠征者様より、いくつかの興味深い使い方を教えて頂いていた… 


アフターの時期の完全放置… 


アユの群れ、ハスの群れを意識した早巻き… 


メタルジグを意識したシャクリ… 



実は、VADOVAS JIGのサンプルは、約3年前の初期型から、ヘッドの塗装は殆どしていなかった…  


それゆえ、ヘッドはキャストむき出しの鉛色…  


因みに、着色ヘッドと、未着色ヘッドでは、釣果による優位性、確信できる理由に至る差は自分の中では無い… 


遠征者様達もほぼ全員が同じ意見だった… 


当初の鉛色のVADOVAS JIGのサンプルは、原料を鉛ベースとしていたが、材料を数種類試す中で、 鉛メイン材より、比重の軽い、錫(スズ)材を早くから取り入れていた。 


昨年末、ある材料会社さんより、鉛ベースより、コストが高いが、独自の錫硬質合金の材料を手に入れていた… 


その材料を使って試作し、試す遠征が今春より続いていた… 


この新材料に限らず、実は、錫材を使ったジグのサンプル製作の中で、キャストで出たバリ部分を取り除く際、 同時に、ヘッド部を耐水ペーパーで磨き、バフ磨きをして仕上げたサンプルをいつも半分程度用意していた… 


そのバフ掛けした、サンプルのVADOVAS JIGは、表面コーティングをしていない為、経年によりバフ掛け直後より表面の輝きが衰える。 


※製品版VADOVAS JIG(D.PAT)も同様。 


その遠征者様は、そのバフ磨きしたVADOVASJIGのサンプル版での、ヘッドの輝きを特に気に入っていた… 


2年程、オールシーズン使用して頂き、輝きが劣ってきたら、シルバー磨き用の布で、ご自分で、磨き直しているとの事… 


VADOVAS JIG(D.PAT)製品版のヘッドの表面の輝きは、このジグの重要な要素でもある! 


難易度の高いキャスト成型によるヘッドも、手間のかかる手磨き仕上げも、凄腕遠征者様からのご意見も、 後のVADOVAS JIG(D.PAT) 製品版のヘッドを無塗装でのハンドバフ掛け仕上げ、と決めた大きな要因であった… 


因みに、製品版VADOVAS JIG(D.PAT) は、5工程の磨き工程を経ている…  


その殆どは、手磨き工程によりしか成り立たない。 


塗装をした方がよっぽど時間も短縮できるが、ここは、VADOVAS JIG 製作において、代用の利かない重要な部分… 


完全ハンドメイドジグ… 


2016年、晩春…  


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