CAD

2013年初夏… 


 数年前より、ジグは勿論、ワームも、プラグも、ワイヤーベイトも… そのうち竿も… 自作するようになっていた… 


 それらを持って、琵琶湖遠征で試す… 


持ち帰り、次回の遠征まで修正する… 


この繰り返し…



 それまでは、ルアーの原型は入念な設計図を元に、木材やエポキシパテを材料にしモックを作っていた… 


 ジグの場合は色々試行錯誤したが、エポキシパテを材料にし手削りし、耐熱ゴムで型取り、キッチンで鉛を流し込んで自作した… 


 ご自分で作ったことがある方は分かると思うが、ジグ製作はそれほど難しいハンドメイド作業では無い… 


 但し… 求めている用途を完全に実現させるオリジナルジグとなると話は違ってくる…



 一般的にルアーの形、意匠には、実際のベイトに似せた模擬を反映させている… 


 各メーカー様それぞれに、求める形や、用途、表現した表情が反映している… 


 自動車メーカーの、各社違うデザイン言語を元にした、車のフェイスデザインのように… 



 試行錯誤を繰り返し、準備したジグ… 


 この年の春の遠征でのサカナが、自分が求めるジグのイメージをハッキリ教えてくれた… 


 優秀なスイムジグでなければならない事… 


 それと、もう一つ重要なことは、通常のラバージグとしても使える事… 


 オールシーズン対応できるジグである事… 



 川の流れ、リザーバーの障害物、水深の深いところ、マッディーな水、クリアな水、ロック、ウィ―ド等… 


 …どのフィールドでも使える事… 


 他にも、要素をあげればきりがないが…必要な要素を列挙し、反映させようとすればするほど、矛盾が生じてくる… 


 ジグのイメージはハッキリしたが、いずれにしても、この時… 手削りのモックに限界を感じていた… 


 CADの導入… 


自宅に個人で一式揃えた… 


誰も教えてくれる人が周りにいなかったけど… 


 優秀なスイムジグと、通常のラバージグとしての要素… 


この相対する問題をクリアしたオリジナルジグ… 


 これが… 後の、VADOVAS JIG(D.PAT)になる… 



 しかし… この時、2013年の初夏… 


このジグをリリースする事が、5年程先になるとは、全く考えもしなかった… 


 一番最初に作ったCAD… VADOVAS JIGの原型から… 



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