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2022.9.25

ハイプレダカラ?


この遊びをかなり長くやっている方ではあるかと思う・・・


幼少期祖父が釣道具箱を自作しており、家にその箱がいつもあった環境ではあるが、


実は祖父とは1度しか釣りに連れて行ってもらった記憶は無い・・・


親父は釣りは全くやらず、祖父も既に釣りをほぼ辞めていた頃・・・


GIVS® Officialが中学1年の春、学校で近所の有名な沼で釣り大会があるから皆で一緒に出ようという事になった・・・


ハッキリ覚えていないが、貯めまくった少ないお小遣いを握りしめ、今で言う小さな小さなヘラ専門店さんで一番安い振出竿と仕掛け一式を買った・・・


当日、鯉があちこち葦際でバチャバチャと音を立てる行動と、サカナの存在感に興奮して練り餌を放り込みまくっていたが、2匹程マブナが釣れたように記憶している・・・


後になって知るが、丁度開催時期が、春の乗っ込みシーズンであった・・・


これがサカナ釣りの最初の思い出である・・・


その半年後過ぎに、これまた学校で何やらルアーというもので釣れるブラックバスなるものがいると小さな話題になった・・・


道具も延べ竿とは全く違う、上に付けるリールとモデルガンの持ち手のようなハンドルグリップの竿でルアーを放って魚を誘う釣り方らしいと・・・


祖父の使わなくなった釣道具達の中にもそのリールと竿は無く、勿論ルアーなども無かった・・・


親を懸命に説得し、お年玉貯金の中から万札1枚半の許しを得て、友達と駅前の釣具屋へ自転車で行った・・・


リールはDAIWAさんのマグサーボ SS-15AC、竿は2ピースのshakespeare製Excellent-Ⅱ No.1505、ラインは真っ黄色のSTREN・・・


余った少ないお金で、当時のジャパンカラーのファッツオ―のウグイカラーと、ストレートカーリーテールワームのバラ買いをした・・・


初バスの記憶は、数か月後。


自転車で毎週日曜日に通ったこれまた違う沼で、このストレートカーリーワームのテキサスを回収中の巻きで出会った・・・


中学2年の時である・・・


母方の実家が霞ヶ浦の傍だった事も有り、高校時代もまーまーガッツリ釣りにハマっていた・・・


その後釣行方法が自転車から、電車になり、二十歳過ぎでスクーターから中型二輪、車へと行くまで時間はそうかからなかった・・・



だが、少し長くこの遊びをやっていると、時々分かった気になり、結果散々な釣行になる事も決して少なくはない・・・

この時期はベイトが〇〇で、天気、気温、水温、水位、他、○○だからあそこで〇〇だろうなんて・・・


全く・・・まっっっっったくもってそのとおりでは無く、迷い苦しみもがき一日が終わるなんて事になったりも普通に起こる・・・


正確に言うと、うまくいかない釣行中の時々のタイミングで良くも悪くも感じる変化に気付いてはいる・・・


その感じた変化や違和感に対して、釣り方やエリア等を自分の中の引き出しの中から、はたまた偶然かは問わず、試し、合わせていけるかも釣りの一つのやり方だが・・・



ここで今回の題名の「ハイプレダカラ?


そう、今回はまるでプロ様や雑誌様等で見かける、その時々に合わせて対応しましょう的な小難しい事ではありません!


この夏、GIVS®Official・・・実はかなりの日数を使い関東エリアの様々な場所でテスト釣行に・・・


初夏の少ない梅雨シーズンから始まり、地獄の気温の中での現場・・・週4ペースでガッツリと・・・


平日の現場テストが多いGIVS® Official・・・


「平日だから貸し切りでしょ!」


イヤイヤ・・・平日も日の出前から夕方真っ暗になるまで、釣り人様は出たり入ったりひっきりなしです・・・


でありまして、普段人の居ないところ居ないところを選ぶテストエリア改め、


折角だから他の一般の釣人様の観察と少し会話してみようという事も目標にしてみたりしました・・・


あくまでも自然にです、自然にで・・・ これが又、新鮮な試みでありました・・・


まず、殆どの皆様はルアーが小さく、皆様キャストも上手い・・・


っで、既に〇〇で釣りましたの方が半数程の釣上手多し・・・


お決まりのように「そのジグ or ルアーデカくないすか?」と言われ・・・


短い会話の中で殆どの釣人様は言っておられました・・・


「ハイプレッシャーだから小さいルアー的な事を・・・」


なるほど~っと・・・




この夏のテスト釣行も勿論、次期発売予定の数種のテストモデルの最終判断が最優先の現場テスト!


かと言って、それだけを放る訳では無く、他社製品様も持参し、時に放る・・・


6月・・・ 結果、6月中の梅雨は短く、7月には梅雨戻りなんて気象庁のコメント発表した今年の初夏・・・


この時期、岸際護岸や、葦際、岸際に生息した外来植物等に、手長エビ達は産卵で熱くなり、バス様達にとって一番容易なベイトに・・・


っで、我々釣人は、この手長エビの行動パターンを意識した釣り方が一つポイントに・・・


GIVS®Officialも同様に、手長エビを意識した様々なリグを放りまくりました。


VADOVAS JIG にデスツインの片方テールカット仕様の縦刺しがベースで撃ち、試作モデルでは4inchクローワームコンボ、

オリジナル試作ワームのテキサス、オリジナルダブルスイッシャー、オリジナルミノー、オリジナルスピナーベイト、オリ

ジナルバズベイト、他・・・どれも基本フルサイズが9割程・・・


一番面白かったのは、実はフロッグ(※他社一般製品)


既に、お気づきかとは思いますが、ハイプレッシャーだから小さいルアーとか、手長エビパターンだから手長エビ的ルアーが正解では無いんだという事・・・


確かにこの時期、殆どのバス様達は岸際の手長エビの産卵行動を強く意識している事はまず間違い無い一つのパターン・・・


だからと言って、正解は一つでは無く様々なルアーやリグで其々の手長エビ対応パターンが出来る事がこの遊びの一番面白いところ!


皆様も、手長エビエリアフィールドがお近くにある場合、来年の6月は岸際の手長エビパターンを様々なルアーやリグでお試しを・・・



GIVS® Official 

2022.3.19

カタヨリとアイ

ここ数か月、ウチの久しぶりの新製品💦 VADOVAS JIG の軽量モデル Solval の量産にかかりっきりの業務の日々が続いている…


世はその間も、何処そこでも流れて行ってるのだろう…


コロナの増殖は未だ収束を見せないが、気付けばまさか戦争が始まり、普段の生活を奪い、人生を壊し、刹那的世界へと進んでいく…


因みに、GIVS® Official は一切テレビを観ない…


GIVS® を本格的に始めた頃からだからもう… 6.7年は観ていない…


代わりに世の移り変わりの一部を知る術は全て、PCからのNet関連での情報を拾ってとなる…


自ずと世間では当たり前の情報や、今や常識的知見の一部は、GIVS® Official の場合既に現在、欠如している筈と予測はしている…


例えば、テレビコマーシャルもテレビの旬なドラマやバラエティーも基本観ない為、出演者達の情報も6.7年 GIVS® 的に更新出来ていないので知らない人が結構いる!


恐らく、お笑い芸人さんや、若い俳優さんは知らない方々が居て、どなたかとこの手の話題が出てもついていけないと思われる…


そんな GIVS® Official でも、実は大の映画好き? 一部のドラマ好き? でもある!


ほぼそれはNet経由の視聴にて完結される、昨今のGIVS® Officialである訳だが、


要は、テレビ視聴率に1mmも貢献していなく、だがNHKの受信料だけ毟られている最近の庶民でもあり、


決してNet依存者ではないが、Netが無ければ半死に値する生活を送っているのは間違いない…


勿論、俗に言うTube も観るが、如何せん、以前より釣り関係のTubeは随分観なくなった…


因みにSNSは… 仕方なく… 本当に仕方なく観てる…


これ以上は言えない…💦




そろそろ本題・・・


そう偏っているのである…


間違いなく、GIVS® Official 自身は偏った人間となって今存在している!


それは、釣りにおいても、創るルアーにおいても、Official のSNS等でも端々に出てしまう…


いやっ、そもそもジグしか創っていないガレージメーカーとしての今のGIVS®そのものが、完全に偏っている事の何よりの証明ではなかろうか…


因みに世間に出て数十年経つが、会社員時代の世間でのGIVS® Official 個人の評判はかなりの常識人と思われている筈である!


且つ、保守的思想の中に改革精神を40%程持った人物… それが私の世間的評価ではなかろうか?


その世間で言う常識を重んじ、保守的思想60%、改革精神40%程度を持つ私、GIVS® Official が、事、釣りの事になると少し、いやっ、少しどころではなく、かなり自由に、元来持っていた偏った人間の本質を自然に解き放ってきた…


今から、16.7年前の会社員時代より、ほぼ毎週の単独琵琶湖遠征を繰り返して来た事が、GIVS® Official のベースになっている事は過去のブログでも何度も告白をしてきた…


これを年間にして、どうだろう40回~60回以上毎年繰り返してきた…💦


狙うサカナ達と出会える為に、どこでいつ、何を放るのか?


これが単独琵琶湖遠征の全てな訳だが、


その結果、行きついた? いやっ、望みどおりの答えが返ってきた、もしくは出会いたいサカナ達と出会わせてくれた、其々のいくつかのパターンはあったと今でも思う。


その中で、どこでいつは今回割愛するが、何を放るか?にも其々のパターンと具体的ルアーもかなり絞られていた!


その一つは今で言うS字系ビッグベイトであり、今程シビアで偏屈な操作や出しどころで無くても興奮を抑えられない程反応してくれた…


それと、もう一つが、正にGIVS®を立ち上げるきっかけとなったスイムジグ or ジグである!


この二つが自分の釣りのパターンのベースでも有り、基本ではなかろうかと…


因みに16.7年×遠征回数40~60日(宿泊を含むので釣行日数はこの約倍強)=少ない日数計算で約1320日、多い日数計算で約1980日。この日数はS字系ビッグベイトと、スイムジグ or ジグは毎回ほぼ放って来た筈である…


そう… 


自身の釣りが完全に偏っているとは、正にこの事!


中でも恐らく、世界中のどの釣り人よりジグを信頼し、誰よりも強く愛しているのはこの私、GIVS® Officialである筈である事もこの場で申し上げておきます…


スイムジグと、ジグが無かったら、私の単独琵琶湖遠征の過去のパターンは成立はしていない事多々あったと言えるし、


スイムジグ、ジグのおかげで沢山のサカナ達と出会えた…


偏っている釣りだけどね…



#ジグのポテンシャルを誰よりも信じている

#ジグを誰よりも愛している


GIVS®Official


※追記

これっ、あかんやつやなぁー、言うたらあかんやつやわぁー… うーん… 

Solval 3/16 、1/4oz これから出すっ前ちゅう時に言うことや無いやろー…

… 

例え、丘釣りしかやらんっ、って言う人がおったとしてもやなぁー… 

スイムジグとジグの基本ベースサイズっちゅうのはー…

怒らんでなっ! いやっいやっそない怒らんでーなぁー…

丘釣りおんりーやったとしてもっ、船から沖やったとしてもやなぁー、

スイムジグとジグは3/8ozと1/2ozが基本ベースサイズやでっ! 

一応しっかり言うとくわぁー! 間違いなく言うたったでエー… 

ほんまの事やからっ… 

ぺこり

2022.2.11

ソルバル

やっと… ようやく… とにかく… マジでっ… ほんとに… いつまで… ここまで… いいかげん… 大変にお待たせしました…


多数のユーザー様からは勿論、各小売店ご担当者様方、問屋関係者様方より… 「まだですか~?」、「いつですか~?」、「今年中には注文書届きますよね~?」「生きてますか~?」…


度々お問い合わせ頂き、約2年…


この度、何とか… この世に生み出せ… 発表出来る最終段階に入ったと… 皆様にご報告が出来る段階に… 


約2年、苦しみぬいた難易度の高い設計と開発! 設計の失敗の連続… ひゃっ、100回やればそのうち… 


20数回目のサンプルモックにてようやく本当にようやく完成! 


無事に… 開発設計をクローズ出来た!




当GIVS® Official として最後に新製品(VADOVAS JIG ニューカラー/VADOVAS JIG Nautilus)をこの世に発表したのが2019年夏… 2019年中はこれらの生産・追加生産に追われ終えた。


追加生産は翌年の2020年春まで引き続き追われ、新たなVADOVAS JIG 軽量サイズ 1/4oz、3/16ozのモデル開発業務に本格的に取り組めたのは2020年春以降…


この年 2020.1.14のOfficial インスタポストは、正に1/4ozのCAD画像。この年にこの世に出しますんでと匂わせた時のもの…

この時のpostコメントには、「2020年は複数の試作モデルの開発案件と向き合う年になります。今年も精進して参ります」と…

だが、ここから〇獄の苦しみの開発がスタートした事は後になり知る事になる…


約1年後… 


2021.1.26のOfficial インスタポストはショート動画にて… 


「バドバスジグ 1/4oz 製品版、現在最終金型上がり待ち現況をご報告させて頂きます。トラブルが付き物なので最終最後まで油断は出来ませんが、春頃には…」とコメント…


これは前年の開発進捗過程で、幾度もの不具合を生じていた苦しみと絶望の日々を、やんわり表現した本音と、小さな光を辿る希望そのものの心情であったように思う…




とにかく、この1/4oz、3/16ozサイズの過去の開発進捗記録を読み返すだけで苦痛なこのモデル…


CADを縮小等倍すりゃすぐできるんじゃないか?


・・・できません!


全て一から再設計しなければ出来なかった…




本モデルはここまで、量産ゴールの新規開発案件として、約2年の間、仮モック修正20数個、金型13回不具合、CAD設計変更数と実開発時間は数字に表現できない…


そもそも、VADOVAS JIG/レギュラー(3/8oz、1/2oz)も、Nautilus(3/4oz、1oz)も… 勿論、今回新たに新サイズとして追加設定するSolval(3/16oz、1/4oz)も、全てにおいて、GIVS® Official による完全に全てAll handmade/ハンドメイド製にて生み出す製品である。


開発設計段階での妥協無き高き理想と求める用途は、CADと3Dプリンターこそ最新のデジタル機器を使用するが、それ以外の重要な部分全て人の手を介ししか実現・製品化できない…


膨大な時間と労力を使い、私財を削りながらでも継続して辞めないGIVS®的無謀なモノ創り…




それも少しだけ報われる時は新製品を皆様にお披露目出来るあと数か月後のタイミングにもある…


今回、サブネームに名付けた Solval /ソルバル はある歴史的ゲームの小型操縦機名からヒントを得たGIVS®の造語名称である(Solval 内POPの小型戦闘機picはGIVS®オリジナルCAD製)


又サブサブネームのsmall fighter / スモールファイター とは、このジグが水中の小型戦闘機 的使用方法をイメージしている名称として…


今回の新製品 Solval は既存のVADOVAS JIG とは大きく違う性能が一つある。それは設計上、軽量故フラット面積が小さくなり倒立ジグとしてうたってはいない。


それ故、このSolval はレギュラーサイズより沈下速度が遅い強みを、スローに水中をフォール&スイムする事が武器の一つになる。


シビアなシーズンや、サカナが浮いている状況時など、丘専用サイズとしてもご要望の高かったこのサイズ、イメージは水中の小型戦闘機…




それと最後にこれだけは言っておきたい(書いておきたい)…


既存サイズ製品のVADOVAS JIG 追加生産の予定は無いが、皆様のお手元にあるかもしれないその既存の VADOVAS JIGにはまだまだポテンシャルを秘めている事を保証する…


勿論、この新製品 VADOVAS JIG / Solval small Fighter (1/4oz・3/16oz)も皆様のイイサカナに必ず出会えるポテンシャルを秘めていることも…


VADOVAS JIG / Solval Small Fighter (1/4oz・3/16oz)(ガード有・無)(各10色)

2022年4月末頃発売予定…


GIVS®Official

2021.11.16

ヤメタホウガ

「裾野を広げる」という言葉がある…


ある活動や共同体に参加するとか、新たな人口または若い人口を増やすなどの意。




例えば、我々が日頃やっているこの釣りの、例えば「裾野を広げる」事に、GIVS® Officialとしては余り興味・関心は無い。


「非情な事言うなやっ!」とか、「あんたっ!この業界で飯食ってる身やろっ!」とか熱い心をお持ちでお怒りのお方もいらっしゃるかとは思いますが…


そもそも、GIVS® Official は現在でもこの釣りの愛好家人口は十分過ぎる位十分に既にいらっしゃると思っております。


「そやからっ!今や無いっ! 将来的に減って行くんとちゃうんか言うとんねんっ!」等の未来派思考のお方のお怒りに対しても、


務めて穏やかに、ハッキリこう答えます。 「例え将来的に愛好人口が減ってもそれでもまだまだ十分過ぎる位多過ぎます」と…




例えばこの先将来、このサカナ達との出会いという行為(この遊び)そのものを法律で禁止でもされない限りは、


例え将来的に愛好人口のその時々の減少が起こったとしても、それでもまだまだ多過ぎる位であると予測しますし、


昨今、この釣りから海へ転向される釣人が事実かなりいらっしゃる事実があったとしても、それでもまだまだ多過ぎると思っております!




このGIVS® Officialの言う、「愛好家人口が減らない又は、多過ぎる」と言う根拠は…


それは、永らくこの遊びと人生を共にし、この先もこの遊びと人生と共に歩んで行く GIVS® Official だからこそ思うが…


世の中に沢山の夢中になれる趣味や遊びがある筈だが、この遊びは GIVS® Official にとってそれら他の趣味や遊びに取って代われないモノである。


そもそもこの遊びに魅力が無ければ自然に愛好家人口は減るし、この遊びが面白ければきっかけは様々新たに始めたり、魅力にはまった愛好家はやり続けるであろうと…




少し話の方向を変えるが、これからこの遊びを始めたいと言うお方が例えば居た場合… 

この遊びは絶対に勧めない!


理由は複数あるが、大きく二つ…

①そんなに釣れないし、釣れるまでの時間と労力と私財の浪費に耐えられるか否かを心配する事が一つ。

②もう一つは、例えこの遊びを始めたとして、この遊びを続けるモチベーションそのものが何かと言う重要な要素を見出せるかの心配が二つ目。



ここで話を戻す…


この遊びが GIVS® Official にとって他の趣味や遊びに取って代われないモノである一番の理由…。


それは、永らくこの遊びを共にしてきた過去その時々のシチュエーションでの強烈な感動の思い出やその郷愁と共に、現在も、継続する場合は将来も繋がっての釣人自身が主人公の壮大なロマン = この遊びの最大の魅力だからである。



この遊びの周りには常に自然の四季と天候変化を良くも悪くも感じ、出会うサカナは基本ネイティブで年々シビアに…


しかも、懸ける時間や労力、私財に対して正当など間違ってもあり得ない程無駄が多く、サカナと出会える時間の短さに対してそれ以外のチャレンジ時間の方が気の遠くなる程長い…


この遊びと付き合うには、辛く、キツく、ドSな状況にも関わらず諦めないモチベが絶対的に必要な遊び…




では、長時間のドSでも辞めない、又はやり続ける為のモチベは人其々だが、世の中にはもっと他に楽しく気軽な趣味や遊びがあるのに何故この遊びの愛好人口が無くならないと言えるのか?


それは、感動の体験もしくは魅力に虜になった的要素と、男の子心をくすぐる様々な釣り道具達の個性溢れる魅力の要素がある…


世の中、感動する体験には様々あるのだろうが、この遊びの場合相手が存在しそれが不確定で理解不能な水の中の自然に逞しく生きるサカナ達であるという事!


何年やっても、分かってたようで分からない相手、水の中の見えないサカナ達との出会い… よく言う自然相手の生き物だから的な言い方も間違っていない…


時に簡単にサカナと出会えたと思ったら、ある時は、いや殆どのシチュエーションでは全く分からない相手…




それともう一つのこの遊びの魅力、男の子心をくすぐる道具達。それはこの遊びに必要不可欠な個性溢れる道具達の、釣人其々の自由な選択と個性の主張と拘りや工夫…


好きなメーカーに拘るのも良し、道具フェチや道具を収集も良し、改造するも良し… 勿論 VADOVAS JIG を大人買いするも良し…





少し冷静に考えてみて欲しい… 我々のやるこの遊び… 例えば他の対象魚の釣人と一緒には出来なかったり、そもそも他の対象魚の釣人と道具も場所もほぼ違う…


「釣りが趣味です」などど一般のお方に間違って口走って何を釣ってくるんですか?など社交辞令で聞かれた時、正直困る我々…


釣って持って帰って食べ無いし、害魚認定だし… それに例えば雑誌は魚種ごとに創刊されていて、竿もリールも糸も餌も魚種が違えば全く違う…


一般の方に説明したら途中でもうよく分からないから結構です言われる趣味や遊びってこの遊び以外の他あんまり無いでしょ!




最初に戻るが、例えばこの遊びの「裾野を広げる」事に GIVS® Official は余り興味も関心も無いと書いた…


それは既にこの遊びの愛好家人口が多過ぎると考えているからに他ならない。


それは、この遊びの将来的安定を楽観的に考えての意見では無く、むしろその逆この国で既に害魚認定に指定されているこの遊びの将来は暗いモノであると憂慮している。




この遊び…


基本釣れないし、雨季はジメジメだし、夏暑いし、虫に刺されるし、冬寒いし、風強いし、汚れるし、ドSだし… 

もっとお気楽で楽しい趣味や遊びは他に沢山あるんじゃないでしょうか?


それに、フィールドの駐車場問題で地元近隣住民様方を怒らせてたり、釣人どおしの諍い、ゴミ捨て、マナーの悪さなど相変わらずのお方様方…そういうお方達はこの遊びのロマンも何も解っていらっしゃらない…


悪い事言いませんって、そういうお方様… 辞めた方がいいですよこの遊びは…


GIVS®Official

2021.8.1

まなぁ


今回も… かなり間が空いてのブログ更新になります事まずはお許しくださいませ…


本日のブログテーマ… 何か新製品に絡めての事なの?


…いや、全くかすりもしません…


今回のテーマは重い…


しかも筆が(キーボード打ち)進みづらい内容…




ワタクシがまだ普通の会社員の時代、もう10年以上前… 毎週、毎週、毎週、と琵琶湖に遠征をしていた頃… 


同じ全国から琵琶湖に遠征をする遠征者様方と数名、顔見知り程度になった…


その中の数名とは、当時良く現場で会う事も多く、自然とワタクシの釣り道具の変態的嗜好は既に気付かれるようになっていた…


毎週琵琶湖に遠征を繰り返す、少し頭のおかしい的な関東からの遠征者であるワタクシを時に、自然に…


時に、涼しげに… 又ある時は、目を細めながら… 又々ある時は、冷ややかに・・・ 又又々ある時は、…


まぁ、同じ遠征者であるその方々様達は、適温程度にワタクシを受け入れてくれたように感じておりました…




過去のこのブログを最初から読んだという読者様、またはユーザー様はそう多くはいらっしゃらないと思いますが…


その中でも記しておりますが、その数名の凄腕の遠征者様方の経験と実績は、VADOVAS JIG 製品に反映されています。




当時、正直ワタクシ… 彼ら凄腕遠征者様方の数名を、〇ンタイ遠征者様と心で呼んでいました…


初めて会って、数度後・・・ 時に数年後… 偶々、デジカメや携帯に記録されたサカナ達を見してもろてから…


先に言うときます・・・


ゴッツイのしか狙わないお方様達… 当時完全に負けてましたワタクシ…




普段の生活以外のほぼほぼ全てを琵琶湖遠征に駆け、子豚を狙う凄腕の遠征者様達…


彼らが出会ったサカナ達がSNS上に載る事は殆ど無く… 

彼らにほぼ共通しているのは、SNSをやっていない事…


今でも数名から… たまに連絡が来る… 現役の琵琶湖遠征者を継続している彼ら達…




数年前から彼ら達の愚痴も増えたような気がする…


この事が今回のブログの本題に…


彼らの話は… ここ5.6年… 琵琶湖のどこに行っても、平日でも、夜でも、人が多過ぎ!とそれらの釣り人達のフィールドマナーと車の駐車マナーが悪すぎるというもの…


…。


現在、GIVS®Officialでのワタクシの立場、すなわち開発に追われ琵琶湖遠征に行きまくれない立場の身として…


そっか~…。

いやっ、いやっ、ちゃうちゃう!

マジでっ!的に返す。


…。


彼らの問題意識は、このまま行けば、近い将来琵琶湖は沖からでしか釣り出来んくなるんやないかと…。


漁港に車不法侵入不法駐車、挙句に漁港関係者と揉めるとか! 迷惑駐車や夜間騒音! 挙句に他の釣り人同士で揉めてるって何の遊びしに来たの的輩… ボートのマナーは相変わらず最悪…


っで、ギブちゃん、何か発信してや~、この問題を~!って事で重いこの問題をウチが…


…完全解決する発信は無理やでっ!




先に、GIVS®officialとしての立場を明確に公表しておきます。


様々な釣り人様全てに対して… 何でも、自由に、どなた様も、好きにやったらええんちゃいますかっ…


これがウチの立場であり本音でもあります!


但し、これは前提のある話! 


その前提は、コンプライアンス(法令順守)と、釣り人以外の人様へ悪影響を及ぼさない最大限の行動規範を意識したマナーがあっての事!的な…


何が言いたいの?


傍から観て自分が間違っていないか? 間違いを犯していないか?…


他釣人同士で小っさい事で揉めるとか、地元民様と揉めるとか、車の駐車マナーとか、ゴミ捨てるとか… 


過去の該当者様は、これらの行為の発端や継続により、フィールドエリア減少に繋がって行くかも知れないという想像力の欠如と、知力の低さを改めていきませんかと…




釣りなんて所詮、沢山あるうちの趣味の一つ… 遊びの一つ…


でも、そこには自由と、様々な人々の意思と行動の結果が良くも悪くも残ってしまう行い…


スタイルも何も自由だから無限の可能性と面白さがあるはず…



服飾メンズドレス重鎮の赤峰幸生先生は言う… 

「メンズドレスは服だけではない…」



釣りは、釣ったもん勝ちだけでは無い!


Tube観て、SNS観て、真似る事も悪いとは言わない!


場所を一から己で探し、失敗から反省し、知恵と工夫と準備、天候や四季自然と対峙し、いくつもの偶然と確立… 

それと現場に立ち続けるモチベーションの維持の為に、普段から何を考え、何を糧とするのか…


釣りという遊びの伝統と文化、時にロマンを感じたり、自分の追及するオリジナル性を盛り込んだりもしてみたり… 

終わりの無い遊びの一つ…


時に、釣り人様以外からどう見られているのか、客観的視点に基づき自身の過去の釣行行動の反省も時に必要!




この問題の当事者意識を持つ事は、この遊びを明日以降もする全ての釣り人は逃れる事は出来ないところまできている…


釣りザマ…


この表現が適切かどうか分からないが、釣りをやられない方々から観ても「カッコイイ釣り人」が少しでも増えて行くこの世界であって欲しい…


この遊びに反対、もしくは快く思っておられない多くの一般の方々様達は、我々自身の愚かな行動の継続によりフィールドを減少させ、自滅衰退してくれる事を望んでいる!



これら問題に対して、自身に出来る前向きな行動変化とは何か?… 


出来る範囲で考え行動していく釣り人が増える事を…


GIVS®Official

2021.3.13

ミナマデイウナ


時間が空いてのブログ更新お許しを・・・


何だかんだで開発業務に注力する事・・・ 約1年程・・・


まぁ・・・ 上手くいかない事が本当に多い・・・


他のメーカー様・・・ ホントよく新製品を毎回しっかりだすなと!




ルアーで魚を釣るこの面白過ぎる遊び・・・


やった事ないお方、辞めちゃったお方様達には大変申し訳ないが・・・


世の中色んな面白い遊びがあるんだろうが、これほどおもろい遊び他にあるんですか?


たまにそう思う・・・


この遊びの面白さ・・・


色々あるが・・・


釣れた時は勿論、釣れない時でも・・・


ルアー放って動かしてるだけでもワクワクする言うんか・・・


又、ルアー結び変えて、又放って動かして・・・


時に動かさずに放っておく時もワクワクする・・・





そろそろ本題・・・


丁度・・・ そろそろ誰にでも比較的簡単にスイムジグのベストタイミングが訪れるこのシーズン・・・


GIVS®official さんて何意識してスイムジグ巻いてんですか?


こんな質問を過去随分貰った・・・


即答出来る場合と、もう少し聞かないと答えられない場合があるが・・・





そもそも、GIVS®official が巻きで(ルアー全般に言える事)、一番意識している事は、人為的な動き以外の要素(タイミング)変化 =『 間 』!


この『 間 』を、喰わせの『 間 』と想定し、ルアーを操るにせよ、操らないにせよ意識している一番大きな部分だと考えている。


即ち、一定のレンジをただ巻きしている時は基本喰わないと思っている!


何故か?


ただ巻きは、ラインに一定のテンション(人為的)がかかって規則的に且つ、自動的に泳ぐ最近のルアーの優秀さが単調で、逆にサカナにルアーを見破られている(ルアーの見せ過ぎ)と考えているからに他ならない。


※例えば、中層レンジを巻きたいのであれば、ルアーを時にボトムへ、もしくは時に水面へと、レンジ変化を途中絶対に入れ、喰わせの『 間 』をお試しを・・・





サカナの状態が冷静か? 俗に言うスイッチが入っている状態か? これはルアーでサカナを釣る事を目的としている以上非常に大事な見極め!


勿論、スイッチが入っている時など、1日の中で非常に短い時間のみ!


後は冷静な状態のサカナに対して、喰わせる何かの要素に対してチャレンジする事が現在の釣りの本質なのではないだろうかと・・・


例えば・・・ 晴天無風から急に風が吹き始めた時、潮目的流れが出始めや変化した時、太陽が雲に隠れた時、風向きが変わった時、逆に風が弱まった時、雨の降りだしや、止んだ時・・・他 これら自然変化等を味方に利用する・・・


又、夜間やマッディーウォーターなどサカナの視覚より側線での物体把握を最大限を利用した釣り等・・・


ルアーを見破られる事を少なくさせる『 かくれんぼ 』アプローチ等・・・


如何にルアーでサカナを騙すか?




最近のルアーは非常に優秀で魅力的な泳ぎを自動的に誰でも演出できる・・・


でも時にサカナに対しては、一生懸命魅力を訴え巻きまくっても逆効果なんだろうなと・・・


事実ただ巻きで釣れる魚は例えば15年前、10年前、5年前と徐々に減っている・・・


だから・・・ 例えば、サカナの習性の中での興味本能や、逃げるベイトに対する狩猟本能の部分を利用する誘いの演出が必要になってきてるんだと感じる・・・


それは、ルアー自体の持つ規則性の中に、時に意図してバランスを崩す演出を入れる事等!


例えば、Stop&Goは、皆様良くご存じ昔からあるルアー操作術だが、正にそれ! 動かし、時に止め、又動かし・・・


これは正に興味本能と狩猟本能を刺激する為のルアーの演出!


要は、ルアーに時に変化 =『 間 』を与えるという事!


この変化 =『 間 』には二つある。

一つは意図し操作させて起こす変化 =『 間 』と、もう一つ人の手を加えない言わば偶然に起きる変化 =『 間


今回は後者の方、人の手を加えない変化 =『 間 』を掘り下げる。


例えば、水中で、ルアーを一時的に人間と切り離した状態(糸を張らない状態)時に起きる自然な沈下もしくは浮力、それぞれその時々の意図しない姿勢変化(ルアーそのものの重力や浮力含む)。


この状態を、自分のルアーで水中で起こった時に、例えばサカナにとって喰う理由の一つになればと・・・





具体的に、人の手を加えない変化 =『 間 』を作り出すいくつかの例(方法)を下記に・・・


①フリーフォール

着水後、糸を張らない状態でルアーを沈下させる!

ジグを武器としているお方ならばよくお分かりかと思うが、フォールするジグは時として非常に強いルアーパワーを発揮する・・・

これは突然現れる(沈下)物体に、確認するより先にサカナを反応させる事が出来るリアクション的要素が強い釣りでもあり、時として非常に効果的なジグアプローチでもある。

このフリーフォール大事な事は、糸を張らないでボトムまで落とす事!

もう一つ、着水音と水深の関係を意識し、フォールスピードを数段階試して頂きたいという事!


②障害物を絡める  (※ボトム障害物だけでは無く、ウィードや葦等も含む)

見える障害物は誰でも分かるが、水中の障害物、もしくは地形変化等にも絡めるもしくは当てて行く・・・

これは、ルアー全般に言えるコトだが、理由は基本二つある。

一つは、障害物への居付系、依存系に対しての皆様お分かりのお決まりのアプローチの為。

もう一つは、障害物へルアーを接触(時にはスタック)させる事により、ルアーのバランスが一時的(もしくは瞬間的)に崩れた時の変化=『 間 』=人の手を加えない喰わせの変化=『 間 』!

よく聞くスタックが外れた時に喰ってきた等、正にコレ!





スイムジグをGIVS®official が巻く時に一番意識している事は何ですか?


このご質問に対する具体的な答えは・・・


①ファーストキャストで必ずフリーフォールさせる(狙いたいレンジが明確な場合等は除く)


②水中の障害物(地形変化等含む)を探し出し当てる!




VADOVAS JIG が何故この形状、意匠(D.PAT)に至ったのか・・・


スイムジグを巻くとはどういうことなのか・・・


それは、ルアーの規則性の中に一時の不規則性等の変化 =『 間 』を時に意図的に、時に偶然に操作もしくは無操作させる事!


このために GIVS®official が求めたスイムジグの理想のカタチ・・・




ここで表題の・・・ 


ミナマデイウナ(皆まで言うな)の声が・・・


ぺこり。




皆様・・・


中層一定レンジのただ巻きでは捕れないサカナが多くなった昨今・・・


1年の内でも最もテンションの上がるこの季節・・・


いいサカナと出会えますように・・・


GIVS® Official


2020.10.18

スコシダケ


設計の修正を繰り返し


3Dプリンターで出力したモックを幾度も微調整をする


時に手削りでモックを手直をし…


修正したモックをゴム型で試作を創り


時として、ゴム型で抜いたモックの試作を水槽でスイムさせ


またある時は、金属板からカットし叩き出した金属ブレードを各ワイヤーベイトに合わせフィールドで泳がせる…


毎度、仮組したオリジナル部材のグリップと、仮組したガイドの試作の竿をフィールドに持ち込む



これら殆どの試作品達


狙っている動き、沈下姿勢、浮遊姿勢、又飛行姿勢や対遠投性、キャストフィール、ベンディング、各種ルアー重量に対してのティップの垂れ…他…


心が躍る?… ときめく?… 想定を超える?… 等は本当に少ない


テスト中、迷いが大きくなり、幾度も修正したCADやモックに無意味さと、虚しい感情だけが残る日も決して少なくはない


これが現実


でも…


間違いない事は


続ける事


辞めない事


幾度も修正をし、創り直し、フィールドで投げ続け、泳がせ続けて…


突然気付く小さな発見の実と、過去のフィールドでの出来事が結びつく瞬間…


これっ!


GIVS®オリジナルでなければならないから…



表題の件、


スコシダケ(少しだけ)本音を…


かれこれ 16.7年前、まだ琵琶湖に通い始める前、会社員として週末地元の各フィールドへ


霞・利根川水系ではボートを所有し釣行を繰り返していたが、自身の釣行に対して物足り無さが強くなっていった


はっきり告白すると…


デカいサカナに出会いたい欲求が強くなっていた


それは琵琶湖での他アングラー様達のイイサカナの釣果に対する憧れで有り、嫉妬が理由で有る事は当時間違い無い感情であった


偶々、会社員時代本社名古屋開発部に琵琶湖でバスボートを所有していた先輩が居た


東京支社でその方と同期である先輩に紹介してもらいGW一日琵琶湖でボートに同船する機会を得た


前々日、琵琶湖入りし初日車で琵琶湖を周り下見をした


当日赤いチャンピオンで当時長浜スロープから出船の琵琶湖人生2日目


結果はデコ


完デコ


もう既に何度も告白しているが、普段 GIVS®official は単独釣行が基本


人様と一緒に釣り、初対面の先輩のボートに同船し人生初琵琶湖2日目の新鮮さと琵琶湖の広さに感激はした


でも琵琶湖は当時からそう甘くは無く完デコ


元来、天邪鬼気質なGIVS®official


人生初体験の琵琶湖ボートは勉強にはなったが、何かが違ったし自分の釣りが一切出来なかった



数か月の準備の末


週末の単独(※カミさんホテルに残し)琵琶湖遠征が始まる


毎度毎度勉強


琵琶湖湖沼図を入手し、車で琵琶湖を何度も周回する


一人で


平日は自宅から琵琶湖の天気、水温、水位、他アングラー様の釣果チェック、ルアーチェック… 他…


何度も何度も琵琶湖全域を歩き


すぐそのうちボートをレンタルし沖に出る


レンタルのボッロボッロの魚探で水深や漁礁のチェック、全域の其々のエリアの特徴と雰囲気


丘から


フローターでも


勿論ボートでも


そのうち


毎週末


毎休日


琵琶湖に通い続ける


いい時も


まったく駄目な時も勿論あった


霞・利根川水系での荒れ方とは又違う琵琶湖の荒れ方


エリアによりどのフィールドとも似ていない琵琶湖ならではの風景と各季節に毎回魅了され


とにかく


毎回入念に下調べをし


前遠征時の反省と次回遠征の準備の平日


金曜夜の遠征出発


毎週毎週


狂ったように


琵琶湖に通い続ける


当時の遠征の原動力は


間違いなく他アングラー様のイイサカナの釣果への嫉妬であり


もっとズバリ言うと


『素人のお宅様にバケモノ釣れて当方にも釣れない理由が無いでしょ』って


毎週末遠征を続けてきた理由は嘘偽りなくこの嫉妬の感情


要は、例え50チョイ混じって5本釣ろうが10本釣ろうが


1匹のバケモノには完全に負けたという事実



偽らざるこの感情


バケモノ1本に勝てなかったその日


遠征から戻ってもずっと引きずるこの完敗の感情


毎釣行後の反省


次回釣行への準備と下調べ



GIVS®officialとして


この小さなガレージメーカーを継続させる原動力もこれと殆ど同じ


だから


イイサカナに出会うため


デコってもデコっても


例え20回デコでも


21回目にバケモノと出会えるかもしれないと思い続けられるか



自分の探したエリアで


自分の釣りで


自分のイイサカナと出会うため


フィールドへ出続けるアングラーを


GIVS®official は誰であれ


リスペクトするし


そんなアングラーに


今も刺激を貰い


毎日開発へ向かう刺激と原動力に


例えそのアングラーと面識がなくても…




駄目でも駄目でもフィールドへ出続けるアングラー


試行錯誤しながらブレずやり続けるそのアングラー達が


イイサカナと出会えるのを何度も見てきたから




やり続ける


駄目でも駄目でも


又やり続ける


あくまで其々自分流で


人様とは違ったアプローチで試行錯誤をしながら


GIVS® Official


2020.10.4

イシキシテイルコト


カーボン加工の試行錯誤をしている…


下期開発予定スケジュール通りに行かない日々、複数の様々な開発課題と向き合う日々…


基本誰かが答えをくれたり、求めている設計に答えが何処かに転がっている事は無い…


素材、加工、CAD設計、鋳造、射出成型、プレス、他、其々の分野のスペシャリスト達はこの広い世界中に沢山いるだろう…


求めているオリジナルのモノを創りたいと思っても各分野のスペシャリストの手を借りなければ実現しない部分が多々ある…


GIVS® officialのオリジナルのモノを創るため、GIVS®を立ち上げる前から決めた開発方針がある…


それは、如何に既存釣具製造業界以外での異業種からアイデアを得、オリジナルを実現するかという事…


開発期間が長いと言われ、GIVS®officialのユーザー様方には大変恐縮で、例えば大変もどかしい思いをさせているかもしれない…


既存釣具製造業者へOEMを相談すれば、開発期間も短縮する方法もきっとあるだろうと思う…


でもそれは今は出来ない…


まして開発設計CADを他業者様へお願いするなどGIVS®には出来ない…


今のうちの開発設計の実力…


創りたいモノを実現させる事とは…


駆り立てる熱と夢のような、遠く、着地点の見えない… 途方も無い事を続ける事…


普通は途中で辞めるか、初めからやらない事が賢明…


本当に色々途方も無い事だと自覚はしている…


でも辞める訳にはいかない…


そう… 


これは商売じゃないね…





表題の件…


イシキシテイルコトについて少し…


GIVS® official的にフィールドで一番意識している事…


例えば広い琵琶湖、北湖も西岸、東岸、ロックエリア、最北エリア、他、勿論南湖も全く違う景色を見せるし… ウエーディング等の丘釣りから、カヤック、フローター、ボートまで釣り方も狙い方も同じ魚種でありながら同じではないこの釣り…


もち、野池、リザーバー、川系、他、同様…


因みにボートに乗ればもっと釣れるという幻想は、決してそうでは無い事ボートに乗れば良く解ります。


時間内にその日ベストなタイミングで、其々のサカナ達との接点を得られる確率を上げていく釣りに、方法やアプローチは決して一つではないはずです…


ではGIVS®officialが、基本どこのフィールドへ行っても一番意識している事は、

①サカナの観察、②ベイトの観察です。



①サカナの観察

この場合のサカナとはBASS様の事だけではなく、鯉、ヘラ(フナ系)、ニゴイ、ハス、鮎、ボラ、他、などBASS様達と同じ場所を泳層をするであろう全サカナ対象の意味。

要はこれら同泳層のサカナ達が何処にいるのかの観察/予測/確認! 居つき以外のサカナ達の通り道を観察/予測/確認をする事! 

時折確認できる水面でのモジリや息継ぎ、ジャンプ、近づくと逃げるサカナ、勿論目視以外に、沈むルアーでの巻きによる接触など魚探以外に確認できる方法はいくつかある筈です。

泳層=タナ=各レンジを、釣りをしながらなるべく確認出来るか?出来ないか?その日の結果に大きく左右する事身に染みています。



②ベイトの観察

言わずもがな…

いきなり朝一キャストする前に、例えば朝一シャローにそっと近づいてどのベイトが確認出来るか出来ないか?キャストの前に又、釣りをしながら観察しましょと!

例えば、ベイト達が余裕で悠々居る時は、殆どその近くにはBASS様が居ないか、居てもニュートラル状態で我々の対象外で有ることが判断として出来る筈です。




①も②も魚探が無ければ出来ないとか言うお話をしている訳ではありません。


勿論サイトの事を指しているモノでもありません。


あくまで、


①サカナ達が泳いでいる泳層=どの種のサカナ達にとっても適度に快適で安全なレンジとの一つの目安として!


②はその近くにデカいのがいるか、居ないかの可能性を教えてくれます!



障害物が大好きなBASS様、待ち伏せ大好き系個体をピンで狙う事が勿論基本の一つではあるこの釣り…


もう一つ、回遊系、単独でも群でも常に捕食するベイトを探し泳層するBASS様に対して、その時々の的確な泳層を可能な限り把握しそのレンジを継続的にタイミングよくアプローチ出来るか…


シンプルに言うと観察と確認をしながら釣りをしているという事…



勿論、朝一我先にキャストし、ここはというポイントを周りまくり、ルアーを交換しまくり、キャストしまくる釣りも全く問題はありません…


ですが今回はそれとは別な方法… いつものように居そうなピンを順番にアプローチしながら、同時に泳層=レンジを観察しながら次のアプローチに生かす…



この釣りの面白い所は、例えば先行者がボートで流した直後にその場所で釣れる事があったりする…


会社員を辞めてGIVS®を立ち上げて更に分かったことだが、平日だからと言ってフィールドが貸し切りになどならないという事…


久々のつい先日の某有名リザーバーも平日にも関わらず行き交うボート40艇程、丘釣り師20名程は岸に張り付き代わる代わる…


単独釣行が基本のGIVS®official、 人様の居ない場所で、人様が居ないタイミングで、人様と違うルアーを放る…


他釣師様のお邪魔にならないよう注意しながら、常にキャストより観察をしながらの釣り…


その日の各時間… おぼろげな状況から徐々に狙っているサカナの泳層の把握…


いつもフィールドでイシキシテイルコトです…


居そうな場所を順番に狙う釣りと…


もう一つ、観察により何かが解り自然変化等を味方にしタイミングよくアプローチする釣りをプラスという事…


釣り > 観察 ? 

はたまた、

観察 > 釣り ? 


この釣欲抑え気味で観察に意識を置けるか… 例えば… その日が迷走するか否かの要素の一つ…


ラッキーFishも勿論嬉しいけど、何か明確な気づき(判断)によりルアーを放り、ドンピシャで結果が出た喜びは…✌です


点の釣りから線の釣りで確立を上げていく!※1


フィールドへ立ったら是非試してみてください…



結局はやり続けないといけないんですけど…

しかも、デカいサカナは我々がいる事は既にほぼバレてる事多いけど…💦



※補足

観察する目的は【消去法】。その時々(もしくはその日の)のエリアとポイントを絞っていく事が目的!

例えばシャローにベイトが見当たらないや、目視出来るレンジにベイトが見当たらない場合、ベイトはシャローより目視出来ないレンジ・エリアにいるという事が解り、シャローの釣りの時間より深いレンジ・エリア攻略に時間を割くべき事が解る。


例1:観察により明確な何かが見え同様のレンジ・エリアを順番に攻略できている時=しっかり釣りが出来ている時。

例2:逆に全く何も見えなく迷走し狙いのサカナを全く探せなかったという時=思うような釣りが出来なかった時。


観察により早めの状況判断をし、時間を割くべきレンジ・エリアを順番に消去法で潰していく事=例1のようにしっかり釣りを組み立てられたとも言える。


特に大きい魚を狙っているアングラー様! 狙いのサイズ以外のサカナや数釣り、コンディションベストとは言えないサカナが釣れた場合、そもそもレンジ・エリアが違っている可能性=修正する必要があるという事。


点の釣りから線の釣りの意味は、エリアとレンジを3次元で見た時に横の釣り+縦の線(レンジ)も重要ですという事!


皆様いい釣りを…


GIVS® Official


2020.9.13

ナガレユク


賢人たち程、昔の事を多くは語らないと、ましてや昔は良かったなどとは軽々しく語らないと何かで読んだ事、頭を過るが…


GIVS®official にとって、琵琶湖がホームフィールドになって… かれこれ… 16.7年程経つが…


今年ハッキリと感じた琵琶湖の変化に対する認識… 依然の琵琶湖と今の琵琶湖は、全く違う湖なのではないかと…


ここ1.2年の琵琶湖が、いつの間にかワカサギレイクになっていたりする事、この事実が殊更強くこの事を意識させた…


琵琶湖の外来魚と固有種の問題がyahooニュースにもチラチラ載るずっと以前から、今でも豊富な種類のベイトが琵琶湖で生息し続けている事は、琵琶湖漁協関係者は勿論、フィールドに立ち続ける我々釣り師達も良く分かっている事実である…


勿論、護岸増や宅地増、田んぼからの農薬入り泥水の流入、台風、気候変動、越冬鳥の群れ…、他様々な環境変化等は琵琶湖に影響を与えたとは感じる…


しかし琵琶湖において、外来魚の影響のみで在来種が激減する事は現在までのところ無かったという事…


因みに北湖…時折魚探には無数のベイトの群れが移り、この時程喰わない事を知り、同時に豊富な量のベイトが生息し続けている事を知る…



昨年Gillの激減の本当の理由は分からないが、GIVS®official にとって琵琶湖はずっと、ハス、鮎(時にウグイ)、Gill を追いかける(意識するベイト)レイクとの認識を持ち続けていたが、昨年辺りから… 時に今年ハッキリ、+ワカサギレイクとしての琵琶湖の変貌を認めざるを得ない現実であった・・・


皆様ご存じの通り、それは俗に言う I字系のハード&ソフトベイトの台頭であり、スピニングタックルの新規導入増に表れている…



因みに言わせて頂くと、GIVS®official 昨年も今年もこの現在のワカサギパターンは予期もしていないし、実践も出来ていない…


勿論過去、各レンジでの※棒引き(I字系=加藤さん系本流派では無い)や俗に言うミドスト(GIVS®的には※ちょんちょん)は散々やってはきた…


但しそれはワカサギをイメージしての事では無く、あくまで鮎やハスをイメージしての事…



では現在のワカサギ系パターンと、それまでのその棒引き、もしくはちょんちょんとは何が一番違うのか?


それは… イメージし放るリグの大きさに尽きる!


現在のワカサギ系イメージリグは実際のベイトに合わせ3.5inch前後で成立させ放る=スピニングタックルであり、それ相応のラインシステムにという事に尽きるのだろうと思う…


そう… 


一番はリグの大きさ!



現在、GIVS®official … 今年は開発期間に充てる為年始の目標に掲げ告知をさせて頂いてから、日々開発業務に励む毎日…


これは、GIVS®officialが会社員時代から散々こしらえてきたモノを量産段階へ持っていく工程そのもの…


因みに高滝湖全盛時代、房総リザーバー、富士五湖等のワカサギレイク… 関東でも屈指のワカサギフィールドを地元に持つGIVS®official…


当然、ハード系、ソフト系のワカサギ系ベイトは過去自作していたが…


スピニングタックルとそれらラインシステムと相性の合わないGIVS®official…


それらで琵琶湖で試しイイ思いをした記憶は殆ど無い…


勿論、このワカサギ系ベイトをウチが開発・販売する予定も今のところ全く無い事をお伝えさせて頂きます…



代わりに※棒引きとちょんちょんは下記にて詳細説明を…


※棒引きとは

VADOVAS JIG 各サイズにスティック系コンボワームをコンボさせたモノを各レンジで棒引き巻きさせる使い方。この棒引き時、スティック系ワームの先端部が微妙に揺れている事も是非知っておいて頂ければと!

・市販品推奨ワーム→デスアダー 5.6.8inch(ワカサギ系ベイトイメージでは無くあくまでハス・鮎イメージ)


※ちょんちょんとは

棒引きとコンボは基本同じ、スティック系コンボのVADOVAS JIG 各サイズをリグリ、竿先で垂れた糸を上下にチョンチョン叩きながら巻く使い方。ちょんちょんのイメージはリグをプルップルッと上下に振らしながら巻くイメージ!

・市販品推奨ワーム→サカマタ 5.6.8inch(ワカサギ系ベイトイメージでは無くあくまでハス・鮎イメージ)


VADOVAS JIG = スイムジグ = シャッドテール系コンボウォブリング 、の巻きだけでは無く、時として棒引き(各レンジ対応のI字系)またはちょんちょん(各レンジのミドスト系として)のポテンシャルをお感じ頂きたいと…


同時に其々のコンボのまま、フットボールジグの如くフォールベイト、着底放置、ボトムバンプ、ずる引き巻きも同時にお試しください!




まとめ!


①VADOVAS JIG 各サイズ+スティック系コンボ(市販品推奨ワーム→デスアダー各サイズ、サカマタ各サイズ)の各レンジでの棒引き巻き!


②VADOVAS JIG 各サイズ+スティック系コンボ(市販品推奨ワーム→デスアダー各サイズ、サカマタ各サイズ)の各レンジでのちょんちょん巻き!


③其々のコンボのまま、VADOVAS JIG=フットボールジグの如くフォール、着底放置、ボトムバンプ、ずる引き巻き!


特に広大な琵琶湖のようなレイク… 


丘釣りでピンや小場所を狙う場合と違い、広大なエリアから回遊する個体をタイミングで狙うや、ニュートラルなエリアでの静と動のリアクションでの誘い… ①、②、③は是非お試しを。




流れゆく… 移り変わり… 


ワカサギベイトが夏にどんなに台頭しようとも、琵琶湖に関しては、それ以外の季節… ハスも鮎もバス様のメインベイトである事は暫く変わらないはずだから…


画像はロマンさんのプロローグ…当然デプスさんの旧キンクーもストック済み…

デスアダーとサカマタは定番ですが、この二つも👍



GIVS® Official


2020.7.16

ナンノタメ


今回も時間が空いてのブログの更新をお許しください…


本来ならば前回ブログの続き、スイムジグのコンボワーム毎の其々のスイム姿勢について書き綴ってご説明をしたいと思っていましたが💦…


全く筆(キーボード)が進まず時間ばかり経過してしまいました…


スイム姿勢のお話は非常に複雑で難解ですので動画等でと考えていましたが…


又いずれ…



今回のテーマ…


ナンノタメ…


数か月前から… 何の為のGIVS®なのかを考える事がある…


これは非常にシンプルな答えと、もう一つ複雑な心情・心境をMIXした自家製ドリンクのような…


この自家製ドリンク的レシピの方の告白には本音と建前が存在する… 


何の為にGIVS®を立ち上げ継続させるのか? 正確に皆様に告白できるか…


シンプルな答えの方としては… 琵琶湖で震えるサカナと出会う為… これは、GIVS®自身も勿論だが、今やユーザー様にとっての震えるサカナとの出会いをへと変化…


震えるサカナを釣った時の歓喜と同時に感じる恐怖に似た感覚… 後に何万回でもフラッシュバックするその時の全て…


この体験は他の何事でも代用の利かないモノ…


おそらくは一生にそう何度もは無い…


震えるサカナを追い続けるアングラーがいる… 


体験を経験したアングラーは再びその再体験を求める… 


終わらない追及…




もう一つの答え… 本音と建前の方…


本音の方… ズバリ告白することを躊躇するが…


釣具とは=嗜好品であり=工業製品でもある…


目的はサカナを釣る事!…


GIVS®的にはここに 『独創的で意匠性が高い且つ本質的!』 釣具を使用し、それらで『震えるサカナと出会いたい』という絶対的欲求が存在する…


拙い過去のブログをお読み頂いたお方はご存じかもしれないが、GIVS®は既製品をそのまま使うことはまず無い…


弄っちゃう… より自分の求める用途に使用する事を目的に…


自分の求める用途を本質的に実現する釣具…


この事こそがGIVS®を立ち上げ継続する理由…



『独創的で意匠性が高い且つ本質的!』この本質的とはどういう事か?…


ある時、あるタイミングの重なりをなるべく多く理解し、サカナに反応させたいという事!


研究? 実験? 


GIVS®とは商売やビジネス要素とはかけ離れている事は事実…


震えるサカナに出会う為に… サカナを… 自然をもっと知りたいと… 


それら(本質)を可能な限り知ったうえで… 独創的で意匠性の高い釣具に表現させる事…


これがもう一つの方の答えの告白である…

※ズバリは上手く言えてない(書けてない…)



フィールドでは… 前回と同じ状況 (自然環境) に遭遇する事はまず無い…

前回は前回、昨日は昨日… 


釣りは趣味… 例えばこれで釣りたいと… 思い入れや時々の思い込みでフィールドへ立つ事もあっていい…


GIVS®的には…


常に… 震えるサカナと出会う目的を濁さず、追及していく事を継続する… 


GIVS の意味は2つあるが、一つの方… 

Genuine in versatile spec / 多彩な仕様の本物(本質)



画像は2012年頃制作のGIVS®立ち上げ遥か前のオリジナルのハネモノ…

◆ザリハネ9号(仮称) Super slow swim type     約2.5oz / 140mm (ボディのみ)

勿論用途は琵琶湖でのイイサカナとの出会いを想定し9個程作ったうちの9番目のモノ…

琵琶湖のうねりにも対応するためのサイズ感と重量…

開発継続中…


GIVS® Official


2020.5.8

1/2oz


未だ明確に先の見えない中、自宅待機のGWを過ごされた皆様も多いかと思います。


自宅時間はまだ続きますがくれぐれも皆様、ご家族様共ご自愛ください…


Stay home より Enjoy home …



さて、表題の件…


今更ですが、1/2oz サイズについて少し…


市場では圧倒的に3/8ozサイズの売れ行きの方が足が早い…


これはGIVS®的に嬉しい反面、以前より少し心配をしていたというのが本音…


VADOVAS JIG は完全フルサイズのジグであり 、昨今のスモラバ系、ショートシャンク系ジグとは真逆の発想のジグ…


皆様の【記録級】のサカナとの出会いを想定したGIVS®の求めるスイムジグの理想形を形にしたモノです…


ジグというルアーは、コンボするトレーラーやジグのサイズにより表層以外の全てのレンジを攻略する事が出来る数少ない武器… ※陸上の枝掛けチョンチョンでは表層も可。



では…  スイムジグを巻く事とは…  ジグを操る事とは…


①スピード   (ボトム放置からなる留め=0から速巻きまで数段階)

②レンジ    (ボトムから表層直下まで数段階、急なレンジ変化含む)

③リアクション (変化、喰わせの誘い)

④上の全てをMIX


丘釣り、又はボートの場合でも、其々足元から着水点までのラインを水中で横から見た時の三角形(時に台形)を常にイメージする事…


イメージをしながら各レンジをトレースする事、これが最初に一番大事な事!


その為には着水点の水深がある程度分かっていなければならないし、ボトム変化を探りながら巻く必要があるという事…

※ホームフィールド等にて、地形や時合で狙いのレンジがある程度定まっている場合を除く!


ここで誤解の無いように、特定のピンや護岸際トレース等のピッチングやショートキャストでのチョン釣りはこれに含まれない!


この三角形(時に台形)イメージを3Dで頭の中にイメージしながら其々の狙いのレンジをスイムジグを巻き、ジグを操る事…


この事こそがスイムジグでの釣果に圧倒的に差が出る一つの理由ではと思っている。


又これは、既にお分かりの通り何もスイムジグ・ジグに限った事では無く全てのルアーに言える事…


よく釣る人… 釣りの上手い人… 世に沢山いらっしゃるが…


どのルアーで釣ったという事よりも大事な事…


それは水中のトレースラインを3Dでイメージ出来ているか… それとも不明確で分からない状態でトレースしているのか?


これはレンジが重要な横の釣りにおいて特に差が出る部分だという事…


この水中3Dを頭でイメージし、実際竿とリールを使ってトレースする事は、残念ながら伝える事が極めて難しい釣りの一つのキモなのではないかと…



では具体的に三角形(時に台形)を3Dイメージする為には…


一つしかない…


ファーストキャストでフリーフォールさせカウントダウンで水深を計り、ボトムから探る事!


フローティングやスローシンキングタイプのルアーは別だがスイムジグの場合、上レンジから探るのでは無く下レンジから探る事…


それは同時に、そのエリアでの場荒れを防ぎ同時にルアーを最小回数で魅せる為のひとつのやり方…


因みにファーストキャストはフリーフォールで! 且つ最初のファーストキャストは最初の最大のチャンスでもある!


何故か? 着水点付近のサカナに対してルアーを一番最初に魅せる事が出来る最大のチャンスだから…


これはクリアーウォーターでの豊富な経験がある方は既にご存じかと思うが、フリーフォールでのファーストフォール時、フォールベイトは実に魅力的に落ち、且つボトム着底後の放置中時として小さなベイトが寄ってくる事がある…


フォール後放置、動かさないでも時として十分に魅せる事が出来るから…


フリーフォールの力…




16.17年以上スイムジグ・ジグを放ってきた中で今まで様々なコンボワームを試し、ワームも自作し使ってきた…


その中で現在市販品で今まで実績の高かったモノは既にHPやインスタ等で公表した通り…


但し勿論それは極々一部でしか無いし、皆様の自由な発想で様々コンボをお試し頂いて全く問題はありません。




ここで表題の件 1/2oz…


例えば… バンブルシャッドコンボ… 3/8ozではこのトレーラーの真価は発揮出来ません…


1/2ozサイズ以上のジグでバンブルシャッドコンボの本来の真価が発揮されます。


これはジグサイズとトレーラーの関係が先の①スピード、②レンジ、③リアクション、④それらのMIX


これらをその時のタイミングになるべく合わせられるか否か…



岸釣りだから! 遠浅だから! 1/2ozはちょっと! と思われているお方様多分いらっしゃるかと思います…


スイムジグの喰わせのタイミングは得てして晴天無風やドクリアとは真逆にあるという事…


自然を味方にするという事… 


もう一つは、逃げるベイトをイメージするか、無防備に泳ぐベイトをイメージし操るのか?…


其々のトレーラーを活かす巻きとフォールの両方のスピードと、レンジ変化の演出の喰わせの間…


その為に1/2ozサイズは欠かせない…


時としてスイムジグ本来の力が発揮される1/2ozサイズ


是非お試しください。




追記:

巻きスピードとスイム姿勢の関係… これは又次回…

自分の泳がせているスイムジグを横から見てみる(GoPro等で)と良く分かるはずです…

【記録級】のサカナと出会う為に必要な事… 人の浅知恵の先にいるサカナを狙う事とは…

やり続ける事… 狙いのサカナまで妥協しない事…

自粛明け以降、皆様イイサカナと出会えますように…



2020.3.31 VADOVAS JIG 1/2oz + バンブルシャッド6inch 丘から…


GIVS® Official


2020.1.14

カイハツ


かなりの時間が空いてのブログ更新をお許しください


2020年を迎え2週間程経ちました…


GIVS®official の正式スタートから約1年半が経ちます…


昨年2019年も、ユーザー様、SNSフォロワー様、小売店様、問屋様、遠征者Crew、サポートCrew、皆様のお力を沢山頂戴しました…


誠に感謝申し上げます。


ありがとうございました。




ご関係者様皆様にご報告しなければならない事がいくつか御座います…


①キープキャスト2020 不参加

 2017年の製品発売前より昨年まで、3年連続で出展させて頂きましたキープキャストですが、2020年のGIVS®official としての出展はありません。


②VADOVAS JIG /VADOVAS JIG Nautilus 各レギュラー製品の2020年の正規受注・生産予定はありません

 ※一部対応は除く

 ※一部 Pro shop 様オリジナルカラーの販売予定有り(正式にカラーが決まり次第後日SNS等で告知させて頂きます)


③問屋様展示会、イベント等の参加予定はありません

 関係各位様、大変申し訳ありません。次期製品の開発完了まで何卒ご理解お願い申し上げます。


これら3点、溜まっている複数の開発案件に注力する為、やむなく決断した次第であります。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。




さて、表題の件… カイハツ…


拙い過去のブログをお読み頂いた方等は既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、GIVS®official のベース(土台)

は過去、約15年程前より頻繁に琵琶湖へ遠征を繰返していた濃厚な時期に出来たものである事は間違いありません…


同じ琵琶湖遠征をする普通の方との違いは… 

年間の異常な遠征距離とその頻度、又、ガイド様にお願いする事は無く単独釣行であること…


もう一つは、10年程前よりリール以外は基本全て自作(CAD設計から)し、それらで子豚を探していく事が遠征の目的であったこと…


恐らく、皆様がお考えの数以上の様々なモノを過去こしらえました…


イイサカナにも程々出会わせてくれたり… 試作を繰り返した様々な子達…


バドバスジグは着想から開発クローズ、フルハンドメイドの量産化・製造販売まで約5年…



今後、過去CAD設計からの試作を繰り返し、散々こしらえて実釣を積んできた子達を製品化しなければならない…


但し、あくまでも試作モデル… 設計開発の完了から量産製造工程まで完了している事とは全く別の話…


イビツで不安定な複数の過去の試作モデルの子達…


これらを量産製品まで設計開発をクロージングさせる事!!!



カイハツ…


因みにGIVS®official …

例えば… オリジナルのワイヤーベイトが欲しくてワイヤーベイトを作るという発想は殆どしません…


あくまでイメージは、季節ごとの其々のベイトを意識したルアーを、想定するレンジで想定通りのスピードで通したいという事が基本にあります。


だから、ビッグベイトを作る為にビッグベイトを作るという発想ではなく、ハスやアユや、時にはワカサギの群れに対抗するルアーを創りたいと…


誤解の無いよう、それはリアル系ルアーを創る事ではありません…


リアクションや、クローラーベイトに多くみられる、等の食性でない部分に反応するサカナの習性にも同時に対応出来なければならない…


尚且つ一番大事な事は、それがGIVS® オリジナル意匠で無ければ成らないということ…



現在、GIVS®official、うちの琵琶湖遠征者達クルーの理想とするBestな製品開発が出来ていません…


試作モデルと量産との大きな違い、課題、問題…


又、実現不可な意匠や設計…


オリジナルロッドの設計・開発…


併せて、ここ5.6年前より琵琶湖の環境の変化の速さを感じ微調整しなければならない…


これらと向き合わなければならない日々がスタートした、2020年のGIVS®official…


まだまだだから…




追記

現在の琵琶湖は勿論、この国のフィールドは、地元や自治体より受け入れられている一部の場所を除き、様々な問題を

抱えています。

釣行マナー、立入り禁止内立入、駐車マナー、騒音、ゴミ破棄、害魚論者様、固有魚種保存論者様、地元住民・農業・漁業様との軋轢、等…

その問題の中には、アングラーが原因である事も間違いなくあります…

この国は、残念ながらSport fishingの発祥の地アメリカには程遠い現状です…

一般の方や批判的な地域住民様と我々アングラーの溝が埋まる事は恐らくありません。

でも前向きなアングラーの自主的な釣行マナーの改善等によって、少しでもこの問題を拡大しないよう風向きを変えていく事は必要だと思うのです。

例えば、まずは過去の自身の釣行マナーを思い返し、次回釣行でお会いした地元の方に挨拶などお勧めです…

因みにGIVS®official 釣行時アングラー様と話すより地元の方と話す時間の方が間違いなく多いタイプ♪

我々の知らない日々のフィールドの変化等良く知ってらっしゃるから♡

このサカナの釣りは愛すべき、何モノにも代用の利かない日本独自のSport fishing… 



GIVS® Official


2019.8.23

Nautilus


VADOVAS JIG / Nautilus 3/4oz、1oz…


レギュラーサイズ同様… 難産でした…


ただの等倍拡大の3DCAD開発設計では出来なかった!


VADOVAS JIGの意匠(D.PAT)を継承し、スイムジグとしての巻きは勿論、フォールベイト&放置、リアクションジグとして設計開発した。


3/4oz、1ozの試作サンプルでのテストは、GIVS®オフィシャル、GIVS®琵琶湖遠征者様達により、レギュラーサイズのバドバスジグの5年の開発期間中で既に終わっていた…


北のディ―プでの、ディ―プスイムジグとしても、リアクション対フットボールジグとしても、3/4oz、1ozは満足のいく結果を出した。


8m~16m位の急なブレイクを舐めるように巻いてくる・・・

時には、比較的なだらかなディ―プフラットや、大石の上・ロックの影、マンメイドの四隅にスピードフォールさせ立たせたまま放置させておく・・・

ボトム放置時、このノーチラスはほぼ転ばないで倒立を維持する!

湖流や流れにより、コンボするワームのみ揺れ自動的に誘ってくれる!

繊細なシェイク時、ノーチラスのスカートや、コンボするワームの揺れに小鮎やギル達が集まり時々ついばむ・・・糸を静かにゆっくり張り、それらのベイトを散らすようにジグを瞬間的に短く強くワンバンプさせる誘い等・・・



レギュラーサイズのバドバスジグ発売直後から、ヘビーウェイト版バドバスジグ発売要望のお問合せを数多く頂き、今年の春発売予定のスケジュールで昨年秋からヘビーウェイト版の最終3DCAD開発設計に着手した…


昨年末には無事、CAD開発設計も終了し、スケジュールは順調かに思えた…


基本、等倍の設計…


ところが…


年明け直ぐの量産試作鋳造型で問題が発生する…


GIVS®オリジナル配合の錫硬質合金素材が、鋳造型内での製品冷却中の化学変化により製品の表面肌質に荒れ、冷却後の割れが発生する問題が発覚する!


レギュラーサイズに対して、ノーチラスは質量のアップにより全くその現象を予測できなかった。


またですか・・・


レギュラーサイズの製品化までの難問だらけ・・・


またですか・・・


年明け直ぐのこの問題発覚から、極度の貧乏ゆすりが・・・又始まった・・・・


素材を変える事は出来ない!


じゃあ、どうすればいいのか???


設計の変更? 鋳造方法? 鋳造型の変更?


一つずつ試していくしか方法は無かった・・・


1月末・・・直ぐに問屋様の受注会、仮で4月末発売をアナウンスさせて頂いた・・・


3月のキープキャスト準備、本番・・・


キープキャストでもバドバスジグのヘビ―ウェイト版の問い合わせを沢山頂戴したが、4月末発売延期もお伝えするしかなかった・・・


設計変更、鋳造方法、鋳造型の変更・・・一つずつ何度も何度も試す・・・


4月が終わり、世間様の5月の長期連休もあっという間に過ぎていく・・・


平成が終わり、令和!


正直そんな事どうでも良かった・・・


問題が全く解決出来ない・・・


ヘビーウェイト版バドバスジグが出来ない!


創れない!


レギュラーサイズのバドバスジグの最終製品化の難問時と同様、ヘビーウェイト版でも量産問題の地獄に陥っていた・・・

CAD設計は何度変更したのかもう数えていない


鋳造方法も20数回は違う方法で試した・・・



5月末・・・


全て一つ一つ試し、試し、ようやく割れの少ない、綺麗な肌質の製品鋳造方法を見つけた!


但し、製品まで5工程の手磨きの労力増は目に見えていた・・・


6月から5工程ある手磨きの1.2工程に入る・・・


レギュラーサイズに比べ磨き表面積の多いノーチラス・・・


指をビニールテープで要所要所巻き保護をしながらの耐水ペーパー磨き・・・


指の腫れ、関節の炎症をケアしながらの磨き・・・


レギュラーサイズの3倍程多くかかる磨き・・・


7月後半まで、手磨き5工程は50日程要した・・・



VADOVAS JIG / Nautilus ・・・


万人受けするサイズではない!


売れるサイズでもない!


使いこなす人が多いサイズでもない・・・


でも、GIVS®はどうしても世に出したかったサイズ!


何も琵琶湖北湖だけの仕様ではない


リザーバー、流れのある川、霞水系の浚渫、檜原系のスモール、勿論琵琶湖南湖のディ―プホール・ウィード攻略・・・


その水系の一番深いエリア絡み・・・


ディ―プエリアへのスイムジグ

対リアクションフットボール

ウェーディングや丘からの遠投、対ヘビキャロアングラー

ハスを意識した高速巻き


基本5匹揃える必要のない自分の釣り・・・


1日ジグをやり通してチャンスは1.2度!


太いサカナただ1本だけでいい!


だからこのサイズのジグが必要になる時がある!



2019年新製品

VADOVAS JIG / Nautilus 3/4oz、1oz ・・・


2019.8.22 初回出荷完了・・・

お待ち頂いた皆様、お待たせして申し訳ありません_(._.)_


9月から来年の春が終わる頃まで・・・

太いの狙ってください!


もうノーチラス・・・創りたくはない・・・ヘロヘロ・・・指がもたない・・・


久々のブログ更新をお許しください。


GIVS® Official


2019.04.03  

Blog (ブログ)に関しまして


下記、ブログは、VADOVAS JIG (バドバスジグ) の開発スタートから完成までの約5年の歳月を、記録データを元に回想形式

として、VADOVAS JIG の着想から、開発過程、考え方、使用方法、テスト現場、初回10colorの紹介、等、皆様にお伝えす

る為に、2018.8.9~2018.9.23の期間、毎日綴ったモノになります。


お読みいただく際、ご面倒では御座いますが、最初に一番下までスクロールして頂き、初回(2018.8.9 題名:回想)

より上へ上へとお読み頂けますと時系列に合うようになっております。


お読み頂く皆様には、拙い内容、読みにくい部分等あるかもしれません、何卒ご容赦頂きたくお願い申し上げます。


GIVS® Official


2018.09.23

非中心分割方式型


2018年、5月初旬…


VADOVAS JIG キャスト鋳造工程までが終了した…



非常に難易度の高い、このVADOVAS JIG のキャスト鋳造方法…


液体にした錫特殊合金の温度の差や、熱と空気の抜け方の違い、圧力のかけ加減、等によっては、


簡単にロス、失敗する…


鋳造、キャストの専門家の言う… この形状の量産は実現が難しいは、上記のような気の抜けない


難題を、いくつもクリアしなければならない事からのアドバイスであった…




キープキャスト2018にて展示した、最終試作モデルのVADOVAS JIG…


昨年は、アメリカオープントーナメント参戦中と被り、キープキャストに参加できなかった、リスペクト


している某プロ様に今年のキープキャストでVADOVAS JIG を見て頂いたが、通常のJIGの中心にある継目


が無い事をすぐ解って頂けた…



この、VADOVAS JIG のキャスト鋳造… 技術的問題が他にもいくつかあったが、最大の問題…


キャスト鋳造の型を、通常の中心分割方式にては作れない事…


要は、キャスト鋳造後に出来上がったJIGの継目が中心にこないように型を作っている…



全く面白くない話で恐縮です…




この方法のキャスト鋳造…


試行錯誤の連続…


何せ、数社のキャスト鋳造専門家に相談し、無理だと思いますとの連続回答…


最後の最後、ある会社の匠のお方との、数年間の試行錯誤により、ようやく生み出した新しい方法…



この製造方法を特許化したいと、具体的に考えた事もあったが、


この匠のお方曰く、そもそも誰も真似できないからと…




2018年、5月初旬…


キャスト鋳造工程を終え、検品作業工程へ



GIVS® Official


2018.09.22

落ちパクと巻き


2018年、4月… VADOVAS JIG本生産中…



数年前、試作テスト中のプラグの絡みで、あるクランクベイトビルダー様と連絡を取り合っていた時期があった…


彼の作るクランクベイトの素材は勿論バルサ材…



実は、GIVSオフィシャル…  40MM前後のバルサ製の高浮力タイプのクランクベイトが苦手…


理由はいくつかあるが、一番の理由は、自分には小さ過ぎて遠投できない事!



クランクベイトが嫌いな訳ではない… むしろ大好きなルアーの一つだ…


少年期より、バグリー、ボーマー、ストーム、レーベル、マンズ、ラパラ、他… のクランクベイトを収集していた程だから…


いつ頃からだろうか?小売店には、外国製のクランクベイトは殆ど見かけず、圧倒的に国産クランクベイト比率が高くなり、全国、いくつかのプロショップだけの取り扱いになっていった外国製ルアー達…


ここ20年程で、国産ルアーの品質が格段に上がり、外国製のルアーの質は20年前からほぼ止まったままの面白い現象…



もし、一つ願いが叶うならば、30年程前の釣具屋さんにタイムスリップして、外国製ルアー大人買いしたい…


青年期、トップウォ―タープラッガーだった、GIVSオフィシャル… 


ABUの当時のリールも、フェンウィックのフジグリップ仕様も、30年前に戻って新品で買いたかった…




話がずれてしまったが、そのあるクランクベイトビルダーさんとの会話の中で、時々思い出す事がある…


実は、彼はワームも製作・販売していた…


彼の作るクランクベイトとワームの使用比較について、彼自身は、『ワームは所詮、落ちパクだからねっ』 …


…なるほど… 彼の釣りは知らないが、岸打流しが基本スタイルなんだなと…



因みに、GIVSオフィシャル… ワームは落ちパクが基本と考えていない!


むしろ、ワームは巻いてどう泳がすかをいつも考え、選択し、リグり、ジグにコンボしている…




2018年、4月…


VADOVAS JIGの本生産が開始し、発注し届いた数千本のスカート用ラバーの検品を控えて…



皆様のワーム使用比率… ジグコンボ時も踏まえて… 落ちパク派でしょうか? 巻き派でしょうか?…


使うシチュエーションにもよりますが…


どちらの比率が高いとか低いとかは問題ではありません♡…


どちらにしても、目指すサカナは皆様一緒のはずですから♡… 


GIVS® Official




2018.09.21

本生産


2018年3月… 


本生産が始まった…


協力会社のある匠のお方による、神業レベルの技と腕、一緒に数年に及ぶ試行錯誤によって、


量産キャスト鋳造の技術的問題をクリアしたのは、昨年の師走…



本キャスト鋳造の生産にとりかかる為に、3DCADの最終データを、3Dプリンターで超高精細出力する…


この3Dプリンター、50μにてモック出力される(1/1000mm = 1μ)…


数時間かけ、出力された樹脂モックからバリを手作業で慎重に除去、この時不用意に作業を行うと、


出力モックは簡単に欠けたり割れたりする。まるで飴細工の飴のような樹脂だから…


無事バリを除去後、サーフエイサーを吹き、表面を肌を滑らかにする工程…


サーフェイサーを乾燥後、樹脂モックが用意完了する…


その後、樹脂モックでゴム型を作り、そこに特殊な金属にて鋳造し、金属で出来たモックが完成する…


金属モック表面の磨き工程を経て…


金属で出来たモックに、ラインアイワイヤー、ワームガード、フックをこれまた手作業で仕込む…



以上でキャスト前の最終モックが完成される…


ここから、匠のお方と一緒に試行錯誤した、神業の本キャスト鋳造の工程に入るというわけです…



何が何だか分からない?



恐らく、皆様が想像している以上に、VADOVAS JIG という製品は厄介で、ほぼ量産は不可能と、


キャスト鋳造の専門家達もおっしゃってました…


逆アールの形状を含む、複雑な形状と細かい意匠は、金型生産では出来ない…


意匠の設計変更以外、金型での製造の選択肢はここで無くなった…



だから、キャスト鋳造の新たな可能性を模索するしか無かったし、ここまで時間がかかった…



因みに、ここまではキャスト鋳造工程まで…


その後は、キャスト鋳造後の製品の検品、研磨前作業工程、研磨5工程、検品、ラバー巻、アイの取付、


ブラシガードの取付、検品、パッケージング、検品と続きます…


ハンドメイド…


完全にオリジナルの、ハンドメイド…


VADOVAS JIG…



何処かで見た事のある砲弾型形状のジグ…


これだけはどうしても作りたく無かったから… 



2018年、3月、本生産を開始した…


GIVS® Official



2018.09.20

その先へ


2018年3月… 


キープキャスト怒涛の2日間が終わり、頭と神経と集中力全部使い切り、以前だったら数日間はもぬけの殻…


しかし、本番はこれから… 


VADOVAS JIG の発売に向けた本生産… 量産・製造をすぐにでも取り掛からなければならない…




VADOVAS JIG… この複雑な形状の量産は難しいと、鋳造・キャストの専門家達は皆、忠告・心配してくれた…


約5年にも及ぶ、VADOVAS JIG のCAD設計と試作の試行錯誤…


全国の凄腕琵琶湖遠征者様達によってご協力頂いた、VADOVAS JIG 試作モデルでの実績…


オールシーズン対応のスイムジグ/通常のジグ仕様としての、2刀流の完全オリジナルジグとして、


あらゆる角度から疑い、CAD設計の変更・修正を繰返し、このジグの着想から約5年…


100%納得の、自分が求めているスイムジグ発売まであとわずか…


この形状の量産の技術的問題もクリアしていたから…




お盆前より始めたこのブログ…


これまで、GIVSオフィシャルとして、情報を発信する場を開設する事を、一番後回しにしてきた…


プロモーションも、事前の商品案内:紹介も、オフィシャルのSNS等も、全く出来ていなかった…


その為、このブログでは、およそ5年に及ぶVADOVAS JIG の試行錯誤を、当時の状況を顧みる形で綴って


公開させて頂いている…


約、5年前…


このVADOVAS JIG が、ここまで長く開発に費やさなければならないとは、予想も出来なかった…




スイムジグが、自分の釣りのベースになって10数年…


繰返す琵琶湖遠征…  


市販品のスイムジグで、何回かバケモノを取り逃がしていた…


出会う運命に無かったんだと思うしかなかった…


市販品に満足できなくなって、様々なルアーを、道具を、自作するようになる…


それらを持って、琵琶湖遠征で試し、持ち帰りまた作り直す…



VADOVAS JIG は、どうしても自分が欲しかった理想のスイムジグを形にさせたモノ


イイサカナ達と出会うために…




VADOVAS JIG…


量産の本生産をようやくスタートさせる…


5月末発売を目指し…


2018年、3月… 


貴重な体験… 名古屋の展示会を終え、その先へ…



GIVS® Official


2018.09.19

#006 half


2018年3月、GIVSとして出展2回目の、キープキャスト二日間が終わった…


ブース展示物の撤去、撤収、その足で帰路に着く…


自宅に着いたのは、午前1時過ぎ…


どっぷり疲れていたが、長距離運転による張りつめた緊張感から、すぐに寝付けなかった…


たまったPCのメールをチェックしていくと、ブースでお話させて頂いた数名からメールが入っていた…


用意したステッカーが足り無くなり、VADOVAS JIG の発売時期等について教えてほしいとの事で、名刺をお渡ししていた…


昨年のキープキャスト初出展の時もそうだが、今回の2回目の出展も、オフィシャルホームページ、SNS等の開設は間に合わ

ず、基本、昨年、当ブースにおいで頂いた方にしか知られていない…


にもかかわらず、今年も、沢山の方達との出会いがあった…


有り難かった…


頂いたメールも、内容も、大変沁みた…




現在、この小さなガレージメーカーを立ち上げたばかりの当GIVS…


今は、本当に小さなスイムジグ、このVADOVAS JIG のみ…


だが、まだ、まだまだ… 創らなければならないモノ、ずっとテストしてきたモノ達が控えている…


これらを… 


又、皆様にお披露目出来るよう、日々開発・製造に集中していきます…




本ブログの流れと内容に沿う形となり、大変遅くなり恐縮ですが、この場をお借りし、


2018年キープキャスト、当GIVSブースにお立寄り頂きました皆様に厚くお礼申し上げます。


ありがとうございました。





VADOVAS JIG  カラー : #006 half


VADOVAS JIG 初回設定10色の内、最後にご紹介するカラ-、half/ハーフ…


#006 half

上半分(アッパーハーフ)にクリアークリスタルグリーン、

下半分(ロアーハーフ)にシャンパンピンクドットの上下セパレートカラー…


最後にご紹介するこの色は、自分が試作スピンベイトに巻いているお気に入りのカラーから流用している…


現在、スピンベイト、スピナーベイトの事ですが、スイムジグのVADOVAS JIGと、試作チャターベイトと一緒に

長年テストしている…


琵琶湖では、7/8oz、3/4oz、1oz、1.5oz…

霞・利根川水系では、1/2oz…


ヘッド形状は既にほぼ決定しているが、ブレードと、ワイヤー形状にまだ時間がかかっている…



この色の原点、実は、北湖の冬のバス、ディ―プのバスの、ピンク色をした部分から着想を得ている…


下半分のシャンパンピンクドットはそのバスのピンク色からイメージ…


上半分は、手長エビをイメージしている…


手長エビとバスのピンク色?


どちらも、あくまでイメージです…


巻物系の場合、レンジを合わせる事が、結果につながる重要な要素の一つ…


上半分の、手長エビイメージは、地形変化に這わせたボトム付近のトロ巻き時、上から食わせるイメージ…


下半分の、バスのピンク色イメージは、中層巻時、下から食わせるイメージ…


このカラー、スピンベイトの中層巻、ボトムトロ巻き両方の場合でも大好きなカラーだった…


スイムジグとしてVADOVAS JIGにも流用したのが、このカラーの設定の理由…




VADOVAS JIG  カラー : #006 half


使用イメージは、中層とボトムレンジ両方対応のカラ-…


イイサカナ達と沢山出合わせてくれたカラ-…


皆様もお試しください…


カラー紹介、お付き合い頂きありがとうございました…


GIVS® Official


2018.09.18

#008 grepump


2018年3月10日、GIVSとして出展2回目の、初日キープキャストが終わった…


小さなブースの、小さな展示ガラスケース2つの中の、小さなスイムジグVADOVAS JIG達…


昨年より多くのお客様に当GIVSブースに足を運んで頂いた… YouTuber様にも…



当GIVSオフィシャル… 基本釣りは一人派… 勿論、琵琶湖遠征も単独が基本…


人嫌いじゃないですよっ…


IT系商社、メーカーと、元営業職でしたから…


全く知らないお方達様と、VADOVAS JIGについて、スイムジグについて、琵琶湖について、その他釣りの話について、


お話させてもらう事ができるのは、やはり、キープキャスト出展の経験の中で最も楽しく、新鮮な事…


皆様、其々のフィールドで、其々の釣りで、お気に入りのメーカー様のルアーで楽しんでいる、


全くそれまで知らないお方様達とお話出来る機会が、この、キープキャスト出展の一番の楽しみなんだなと…


出展2回目、初日、ヘトヘトにしゃべりつかれて、終わってそんな事を感じていた…


とにかく、皆様、ほんと熱い…


熱いと言えば…


…このパターン止めます…




VADOVAS JIG  カラー : #008 grepump


このカラー、かぼちゃ… グリーンパンプキンです…


何処でも釣れる定番色… 日本のどのフィールドでも…


初回、VADOVAS JIGの10カラーに設定しない事は、もはやあり得ませんでした…


#008 grepump

上半分(アッパーハーフ)にグリパンブラックドット、

下半分(ロアーハーフ)にグリパンアーミーの上下セパレートカラー…


アメリカで1950年代頃、最初のプラスチックワームが発売されたようですが、ベースはミミズを模した

プラスチックワーム…


カラーも基本のミミズ系の色、ミミズから派生したであろう紫色系、ブラック系、ホワイト系、…

レッドヘッド系の色までも既に作っていた…


その中に、しっかり、茶色?、グリーンパンプキン系のカラーのワームも設定されている程、歴史のあるカラー

なのです…


当GIVSは、スイムジグに、このグリパン系のカラーのコンボするワームを用意しないで、釣りに行くことは

あり得ません…


どこの、どの水の色のフィールドであっても、定番カラーなのです…


おそらく、皆様もグリパン系ワームが大好きなお方も大勢いらっしゃることでしょう…


この色について、これ以上の説明はもう必要ないでしょう…




VADOVAS JIG  カラー : #008 grepump


皆様大好き、説明不要の定番色…


どの水の色でも、どのフィールドでも…


様々なカラーのワームとコンボして頂いて全く問題ありません…



カラーネタ、もうすぐ終焉…


次のネタ… どうしよ…


GIVS® Official


2018.09.17

#010 p-melon


2018年3月、キープキャスト初日、正午を回った頃…


初日、午前中、昨年同様、業界関係者様、小売店バイヤー様の当GIVSブースお立寄りが多かった…


本来ならば、昨年のキープキャストが2月、同年5月発売予定で告知していたVADOVAS JIG 、量産の技術的問題、


ジグのボス部分の設計変更から、結局発売予定時期が丸1年遅れ、今年の5月発売予定となった…


昨年、当GIVSブースに来て頂いた小売店バイヤー様より、GIVSさんのスイムジグ発売まだですか?と、

お叱りのお言葉を頂く…


昨年の展示用VADOVAS JIG から、設計変更をしなければならなかった事情、量産の技術的問題をクリアした事をご説明させ

て頂く…


昨年の展示は、VADOVAS JIG と、同じデザインのSilver925製チャームVADOVASのみから、今年は、試作テスト中のワーム

3モデル、プラグ3モデル、スピナーベイト2モデル、サンプルTシャツの展示、勿論最終のVADOVAS JIG と展示内容を増や

した…


基本、GIVSオフィシャルは、竿からルアー全般、全て自作し、それらを琵琶湖遠征で試す… 


イイサカナと出会うために、GIVSオフィシャルが必要なモノを作っていく… 


開発期間長いですけど…




VADOVAS JIG  カラー : #010 p-melon


このカラーは、どちらかというと、琵琶湖遠征者様達からのご要望を実現させたカラ-である…


ピンクメロンが正式な名称である… 


#010 p-melon

上半分(アッパーハーフ)にウォ―ターメロンドットレッド、

下半分(ロアーハーフ)にラベンダーピンクグリマーの上下セパレートカラー…


このカラー、一昨年前まで、当GIVSとしては初回10色に入れる予定は無かった色…


色の選定も、およそ4年以上のテスト期間を経て、基本、実績順に選定採用しているが、


このカラーだけは、琵琶湖遠征者様達の実績が圧倒的に多い…



当GIVSオフィシャルは、琵琶湖の夜釣りを殆どやらないが、琵琶湖遠征者様達の半分程は、琵琶湖ナイトフィッシングで、


#007 white fish と、この#010 p-melon は、お気に入りのカラ-であった…


ある琵琶湖遠征者様より、ピンク系のシャッドテールワームとの相性がいいスイムジグカラーを、とのご要望から始まった

このカラー…


当初、当GIVSとしては、クリアーピンク系のラバーが良いのではと、サンプルジグに巻き試してもらったが、即NG!


ドピンクで! セパレートで! 上半分は違う色で色々巻いてみてとの事!



…時間かかりました、この色…



下はドピンク決定、上は何色巻けばいいのか? 


イエロー系、ホワイト系、ブラック系、ブルー系、レッド系、他…


色々巻き巻きしてるうち、琵琶湖遠征者様達の日中の部の方達から、このドピンク色、NG貰う…


自分も日中の部の琵琶湖遠征者…


ドピンク下半分、上半分色々巻いても好きになれない… まして北湖では、巻いたサンプルジグをラインに結ぶ気にもなら

ない…


霞・利根川水系などのマッディー系の水色なら分かるけどが、本音だった…



暫く、このカラーのサンプルを後回しにしていた…


ある時、ネットで、外国製シャッドテールワームのカラー表見てた時、思いついちゃったんです… 上半分を何色にするか

を…


ウ―ターメロン系の色…


巻き巻きしてみたら、微妙に行ける気がした…


尚且つ、下のドピンクを止め、ラベンダーピンクグリマーで巻いてみた…


この、#010 p-melonカラー、琵琶湖遠征者様達、日中の部のお方達、ナイトのお方達… 両お方達様にしっかり実績出して

もらいました…


因みに、小売店様バイヤー様にも、以外にも受けのいいカラーでした…



VADOVAS JIG  カラー : #010 p-melon


ナイトフィッシング、光量の少ない時間帯、朝夕、雨、曇り、荒れた時にも…


勿論、マッディーフィールドでも…


ピンク系のシャッドテールワームには是非、この色お試しを…


カラーネタ、まだ続く…


GIVS® Official


2018.09.16

#003 gill / #004 gill-2


2018年3月、キープキャスト初日…


キープキャスト出展ルールに従い、未発売のルアーの先行受注・販売は当日出来ない為、


今年もGIVSとしては、展示のみ…



開場前… 向かいの大手メーカーJ様の開発チームはお休みで、変わりに企画担当の方にお声をかけて頂く…


リスペクトしている北のガイド様と偶然お会いし、ブースで最終型VADOVAS JIG 見てもらったり、


シャッドテールワームの試作モデル見てもらったりしてると、向かいのJ様のN様が登場…


お騒がせしますが宜しくお願いしますと、手土産を頂いた…


何と、J様… 周りの各ブース様に皆、手土産を用意していた… そんなことまでするのJ様のN様…


今年のキープキャストは韓国の展示会と日程が被っているようで、J様の社長は韓国との事…


J様のお気遣い…  勉強させていただきました… 




勉強と言えば…  琵琶湖では勿論、全国ほぼどこのフィールドでも、バス様達が大好きなオサカナ… ギル…




ブルーギル…   皆様も良くご存じのサカナ…


ブルーギルの個体は、日本国内では体長25cm前後がMAXサイズと言われ、バスの生息域とほぼ同じ…


体高のある魚体から想像に難しくはないが、遊泳航続距離も短く、遊泳速度は決して速くは無い…


バスは背びれの棘がある事を学習し知っているのか、廻り込んで頭から吸い込むことが多いが、全てではない…


何度が咥え直して、頭から飲む事もあれば、棘を無視して尻尾から飲むこともある…


左右併せて7か所のヒレを巧みに使い、上下の遊泳レンジを素早く可能にする…


成長したオスは額部が隆起し、群れの中で比較的大きくボス的役目を果たす個体は、胸部がオレンジ色…


繁殖期は、春から初夏頃までと言われる…


ヘラ釣り師によって、たまたま掛かってしまったギルを寄せている最中、デカバスが飲み込み、


大慌てしている様をリザーバーで何度も目撃したが、釣られたギルが逃げ惑う様にこそ、ギルルアーのキモの一つがある…



ギルの事、勉強しました… 勿論、フィールドでも目視・観察し、ギル釣り、ギルの生餌でのバス釣りも随分した…


全ては、ブルーギルを知る為、バスを釣る為、ギルルアーを作る為に…




VADOVAS JIG  カラー : #003 gill / #004 gill-2

この2色のカラ-は、基本ブルーギルイメージで設定した…


#003 gill

上半分(アッパーハーフ)にブルーマジッククロードット

下半分(ロアーハーフ)にグリーンマジックドットの上下セパレートカラー…

※アクセントに、オレンジドットラバーを数本


#004 gill-2

上半分(アッパーハーフ)にマジックリフレクション

下半分(ロアーハーフ)にパープルレッドストライプの上下セパレートカラー…



自分の求めるブルーギルイメージカラー…


ブルーギルカラ-… 一般的にハードベイト、ワーム等に名称付けられているこのカラーの多くは、イメージ…


このカラーに限った事ではないが、手にして眺めているカラーと、其々のフィールドでの水中でのカラーは驚くほど違う…


クリアーウォーターでさえ、水深、太陽の光の入り方の時間毎に又違う…


ましてや、流れ、風、障害物、天候、マッディーウォーター、他、絡むと尚更…


ここで、何が言いたいかというと…


この2色のブルーギル名を付けたカラーもあくまでイメージだという事…


誤解を恐れずにもっと言うと、このカラー2色だけは、VADOVAS JIGの初回設定カラー10色の中で、


ブルーギルイメージとしては、未完全な色、100%一推しの色ではないという事なのです…




実際のブルーギルを陸上で見る色と、水中で見る色には差がある…


これは、ハード、ソフトベイトに限らず、ルアーのイメージカラーの殆ど全てにも言える事…


カラーは基本、あくまでイメージに過ぎない…


ブルーギル系ルアーがこれだけ品数多く小売店に並ぶ国は、日本以外に無いと思うが、


どの新製品のブルーギル系ルアーでも万能ではない…


それは、どのギル系ルアーを使っても反応が無い場所で、ギルの生餌釣りでバス釣りをすると、それが嫌というほど分か

る…



GIVSは、ブルーギルルアーやブルーギルカラ-を追求する事は、まだまだ可能性があると思っている…


現時点でのGIVSとして、VADOVAS JIGの初回カラーに設定したギル系カラーには自信を持っているが、


今後、ギル系カラーとして、gill-3、gill-4…と追加設定していく必要のあるイメージカラーなのです…



ブルーギルを知る事…


それは、リアルなギル系ルアーを作る為でも、リアルなギルカラ-を再現する為でも無く、


バスをもっと釣る為に、ブルーギルから得られるヒントがもっとあると信じているからなのです…


それは、ブルーギルに限らない… バスの捕食魚になり得る魚達をもっと知る事…


その答えは、動き? 匂い? 他? なのかもしれない…


但し、カラーにもまだ可能性があると思うのです…




VADOVAS JIG  カラー : #003 gill / #004 gill-2


ブルーギルイメージ…


VADOVAS JIGの初回設定カラー10色の中で、ブルーギルイメージとしては、未完全な色、100%一推しの色ではないのですが…


でも、皆様このカラー買って試して下さいねっ♡


長い間テストし、十分吟味し設定したカラーですから…


カラーネタまだ続く…


GIVS® Official


2018.09.15

#001 blue fish / #002 green fish


2018年3月、キープキャスト初日が始まった…


昨年は、南側ミニコーナー手前のブース、正面は通路とその先に見えるのは展示場の壁面という場所…


今年は、ほぼ真ん中の角ブース、ほぼ270°周りは華やかな各メーカー様の展示が見える…


いきなり華やか過ぎる各メーカー様にこちらが酔いそう…


お目当てのメーカー様へ走って向かうお客様達… 速い… 



速いと言えば…  琵琶湖のバス様達が大好きなサカナの1種、ハス達…


ハス…


コイ科にして唯一の魚食性… つまり日本魚種の数少ない純粋なフィッシュイーター…


琵琶湖在来種は20㎝~30㎝の体長が多く、日本においてのビックベイトの原型とも言える…


アユやハゼなどの小魚を餌とし、独特の口もそれらを逃がさない為とも言われる…


特に、我々が覚えておくべきハスの習性…


それは、ハスの動作の敏捷性(びんしょうせい)が高い事が挙げられる…


フィッシュイーターとして備わったエサ取り行動、驚いた時のジャンプ力、長距離遊泳力、遊泳速度はかなり速い…


琵琶湖で、ハスを追い回しているバスの群れをよく見るが、逃げるハスも、追うバスも速い…


ハスの魚食時に入るスイッチは、バス達にもただ事で無い事を知らせるに違いなく、バスにもスイッチが入るはず…


ハスを追い回しているバス達を見るとそう思う…




VADOVAS JIG  カラー : #001 blue fish / #002 green fish


この2色のカラ-は、完全にハスイメージで設定した…


#001 blue fish

上半分(アッパーハーフ)にブルーリフレクション

下半分(ロアーハーフ)にクリアーシルバーネオンの上下セパレートカラー…


#002 green fish

上半分(アッパーハーフ)にグリーンリフレクション

下半分(ロアーハーフ)にクリアーグリーンクリスタルの上下セパレートカラー…


自分の求めるハスイメージカラー…


この2色のラバーを手にした時には、ビビット来ました…


琵琶湖遠征者様達にも大層喜んで頂けました… GIVSさん、あなたっ分かってんな~って…


ハスの繁殖期は、6~7月… この時期のハスのオスは、オイカワに似た婚姻色になる…



今年の、琵琶湖のサカマタフィーバーは、この繁殖期、繁殖後のハスパターンに完全にハマったのだと推測できる…


このサカマタも、台風後、恐らくクリアアップ後は見切られる為、ムービングルアーにとって代わる…




ハスイメージの、スイムジグ…


琵琶湖でスイムジグをやる場合、常に頭にある魚…


ハスの行動を調べ、現場等で目視し観察し、VADOVAS JIG の使用にも生かす…


だから、あのエリアで、あのポイントで、あのワームとコンボで、あーやって巻く…


逃げるハスの気持ちになって? 餌を追うハスの気持ちになって?


イメージ膨らませて、コンボするワーム選んで、ルアー放って、巻く… 


投げ切ってなんぼですが、イメージ通りに、イイサカナ達と出会えるまで… 


スイムジグ楽しーから…




VADOVAS JIG  カラー : #001 blue fish / #002 green fish


ハスイメージ…


ハスという魚を知ると、スイムジグの釣りのイメージがもっと膨らむはず…


みなまではここで書きませんが、皆様ならもっと追求できるはずですから…



カラーネタまだ続く…


GIVS® Official



2018.09.14

#009 brown-p


2018年3月8日、キープキャスト準備日前日名古屋入りした…


昨年も経験していても、結局ギリギリまで準備に時間を使った…


展示用VADOVAS JIGのカラーは、結局キープキャストまでに最終10色に絞り切れず、


昨年の展示カラ-で代用するしかなかった…




VADOVAS JIG  カラー : #009 brown-p


このカラーは、ブラウンパープルの事である…


上半分(アッパーハーフ)にブラウンジェリードット

下半分(ロアーハーフ)にブラウンパープルの上下セパレートカラー…


このカラー、よく見ないと上下のセパレートだと分からない程似ている…


VADOVAS JIG のサンプルカラーを手にした、琵琶湖遠征者様達も、気づかない方もいた程だから…


このカラーはスカッパノン系のワームコンボに対応するために設定した…


スカッパノン系カラーのワームは、琵琶湖ではグリパン系と同じく必須のカラ-…


何も、琵琶湖に限らず、2色とも、どこのフィールドでも定番カラーとも言える…


実は、このカラーには、最後まで初回設定の10色内に入らなかった別のカラーの存在がある…


赤黒のザリガニ系カラーワームのコンボを意識した、ラスティクロー+ブラックの上下セパレートカラーだ…


スイムジグ用途の比率が多い、VADOVAS JIG は、初回設定時、スカッパノン対応のこの#009 brown-p を、


優先させた… 勿論、琵琶湖遠征者様達の強い要望もあっての事…


初回設定から漏れた、ラスティクロー+ブラック、どちらかというとジグ用途カラーでしょ、と思われるかもしれ

ない…


確かに、ジグ用途での使用が少なくはないが、自分の場合はスイミングジグとしても普通に使う!


もっと言うと、実釣、実績では、ジグのラバーのカラ-とワームのカラーを合わせる場合より、合わせない場合の

方が多い!


例えば、オールブラックカラーのスイムジグに、ホワイト系のシャッドテールワームでも、琵琶湖でイイサカナ何

本か釣っている…


スイムジグのラバーカラーと違うワームカラーをコンボする事は、全く問題ない…


むしろ、皆様のアイデアで、様々な組み合わせのワームカラーをコンボして、例えばその意外性から、新しい可能

性を見つけて頂く事こそが、釣りの楽しさの本質なのではないかと思うから…



VADOVAS JIG  カラー : #009 brown-p


定番のスカッパノン系のコンボワーム対応イメージカラー


どこのフィールドでも…



でも、…  ラスティクロー+ブラック… 次回カラ-で検討中…


カラーネタ、まだ続く…


GIVS® Official


2018.09.13

#007 white fish


2018年3月、間近に迫った、キープキャスト2回目の出展準備に追われる毎日…


合間に、VADOVAS JIG 試作段階約40種類のラバーカラ-サンプルの中から、初回カラーの選定も続けていた…


何せ、各色数百枚単位のラバーの発注をしなければならない…




毎年の春の琵琶湖遠征…


殺気立っているお方達や、どうしても釣りたいお客様乗せてるガイド様艇が、シャローに入って行って、


水底、見ながらエレキで流す光景をよく見る…



サイトに対して…  基本、当GIVSオフィシャルは否定も肯定もしない立場です…


サイトでメスを抜いて、ライブウェルに入れて、マリーナまで持ってっちゃうのはどうかと思いますが…


私たちの大切なサカナであるバス様達…  


プリのシーズン…  バス様達にくれぐれも優しく、正しい知識と、良識のご判断を願います…




VADOVAS JIG  カラー : #007 white fish


このカラーは、プリの時期のサイト用を目的に設定したカラーではない…


上半分(アッパーハーフ)にソリッドホワイト、

下半分(ロアーハーフ)にクリアー/グリーンクリスタルの上下セパレートカラー…


このカラー…


問屋さんとの商談中も、このサイト用カラーは、時期により注文数にばらつき出るんだよな~などと言われたが、


GIVSとして、この#007 white fishは、サイト用に設定したカラーではない…


white fishの名のごとく、ストレートに、ベイトフィッシュイメージで設定、選択したカラーだ…



このカラーのベースは、琵琶湖のハスイメージ、霞・利根川水系ではニゴイ、ボライメージである…


10年程前から、琵琶湖遠征時、ZOOM 7inch スーパーフル―クのノーシンカー、ジグのコンボでイイサカナ達を連れてきてくれた…


お気に入りカラーは、ホワイトアイス?だったと思う…  というか、このホワイトアイス?が一番信頼できるカラーだった!


もう手持ちはとっくに無いので、この手のワームも数年前より自作し必ず遠征時持参している…



因みに、今年の夏のサカマタフィーバーがここまで凄くなるとは全く予想できなかった…



基本、ホワイト系のワームや、ホワイト系のラバーを巻いてある、バスベイト、スピナーベイトが好きである…


勿論、シャッドテールワームもホワイト色が気に入っている…


釣れた思い出も多い事も理由にあるが、視認性の良さも理由になっている…


当方は、夜釣りは殆どやらないが、琵琶湖遠征者様達は、夜釣りの琵琶湖でイエローラバーよりホワイトラバーを推していた…


マッディフィールドでも勿論、クリアなフィールドでも、濁りや流れとの境目や、障害物との境目、川、河口などでよく使う…




VADOVAS JIG  カラー : #007 white fish


ハス、ニゴイ、ボライメージ…

夜釣りにも…

お試しを…


カラーネタまだ続く…


GIVS® Official


2018.09.12

#005 shrimp


2018年2月、キープキャスト2回目の出展準備に追われていた…


同時に、製品の各材料の手配も…


その前に、VADOVAS JIGの初回カラーを10色程度に絞らなければならない…



約5年の試作段階で、VADOVAS JIGのサンプルとして巻いたカラー数は、


およそ40種類程度になる…


これは、自分がどうしても欲しい色と、琵琶湖遠征者様達からの要望を合わせた試作カラーになる…


詳細は省くが、希望、要望通りにラバーが用意できなかった為、サンプルとして実現できなかったカラーもあるし、


似たカラー群は、実績により優先j順位をつけ選別した…


初回10色に絞る事にも、実は皆様が思っている以上に時間がかかっている…




VADOVAS JIG  カラー : #005 shrimp


このカラーは、VADOVAS JIG として、絶対に設定しなくてはならないカラーだった…


上半分(アッパーハーフ)にクリアー/コッパ―&グリーン、

下半分(ロアーハーフ)にクリアー/ブルー&レッドの上下セパレートカラー…


このカラーは、今から10数年程前、当時、琵琶湖に遠征し始めた頃に既製品のアメリカ製のスイムジグに、


自分で巻き直したラバーと、ゲーリーのジャンボグラブコンボでのスイミングジグでの実績が元になっている…


当時、巻き直したラバーカラーは、上下セパレートでは無く、クリアー/ブルー&レッドのラバー1色のみ。


コンボした、ゲーリー製ジャンボグラブ6inchのカラーが、No.195(クリアー/レッド&ブルー&シルバーフレーク)。


改めてゲーリー様のHP見てみると、カラー表欄のコメント、ベイトフィッシュライクな色とか、春のプリメス実績No.1と


か、クリアウォ―ターで特に有効とか、ゲーリーサポートプロ様の有り難いお言葉が記載されている…


ほぼ、その通りだと思います… 琵琶湖で自ら身に染みて感じてます…



5.6年前?から、釣具屋さんでたまにゲーリーコーナー行って、このNo.195カラーのジャンボグラブ探したり


してみましたが、全く見かけません!


だから、ずっとこのカラーのワームも自作するしかなかったカラーの一つ…




因みに、このカラー…


既に、ほぼ最終段階のGIVS製バズベイト、もう少し時間かかるGIVS製スピナーベイトにも設定予定のカラー…




琵琶湖の冬のデカい魚にも… 琵琶湖の春のデカい魚にも… このカラー、外せません…


春の霞・利根川水系、川系、1年に1回行くか行かないかの、牛久沼でも、このカラーしか投げない事も多い…


クリアーウォ―ターは勿論、関東のマッディ―ウォーターでも対応です…


まー、大好きなカラーだという事です…




VADOVAS JIG  カラー : #005 shrimp


名称こそ、シュリンプとしてるが、実際はベイトフィッシュイメージで設定したカラーです…


シュリンプカラーと書いてあるから、エビねっ! ではないんです!


分かりにくく、申し訳ありません。



カラーネタ続く…


GIVS® Official


2018.09.11

3/8oz、1/2oz


2018年、年始…


年末、量産の技術的問題にはっきりとした光が見え、


VADOVAS JIGの最終仕様も決まり、最終CADデータも方法性がしっかり見えた…


GIVSとして、2度目のキープキャスト出展の準備に追われていた…


同時に、VADOVAS JIG の最終の量産向けの準備にも追われていた…


キープキャストが3/10、11…


発売を5月予定…


初回出荷予定は、3/8oz、1/2oz、ガード無、ガード有、各10色と計画していた…



VADOVAS JIGは、約5年の間に、下は3/16ozから、上は1ozまでを試作、テストを行ってきた…


自身の琵琶湖遠征用としても、琵琶湖遠征者様の要望に対応する中でも、1年を通してフルシーズン使う為に、

必要な重さ…


南湖でも、北湖でも、ボ―ターの方達、ウェ-ディングの方達、季節毎の用途で必要な重さのリクエスト…


スイムジグとして使用する場合、通常のジグ用途として使う場合、其々の重さに対してのリクエスト…




現在、発売中の3/8oz、1/2oz、ガード有、ガード無…


これは、基本、季節を問わず1年中、琵琶湖のどのエリアでも、この4種類で全て対応できる。


勿論、琵琶湖以外のエリアでの使用も想定しており、同様である…




中には、スイムジグをスローに巻く、トロ巻きをしたいという方がいらっしゃる…


シャッドテールをスローに巻きたいのであれば、太軸の大型番手のフックにノーシンカーが一番スローに巻ける…


巻きレンジをもう少し下にしたいのあれば、ウェイテッドフックであれば、十分スローに巻ける…


スイムジグでのトロ巻きは、スイムジグの有効性の全てでは無い…


スナップを付けての、トロ巻きは、スイムジグの1種類の使い方にしか過ぎないのだから…




VADOVAS JIG の初回設定の3/8oz、1/2oz、ガード無、ガード有…


特にこのジグの、3/8oz、1/2ozの設定は、最も汎用性があり、どこのフィールドでも、どの季節であっても、

対応できるよう設計した…


ジグの支点、二刀流其々のバランス、針の角度、長さ、素材、コンボするワームとの相性、他…


まだ、VADOVAS JIGに対して、設計上、意匠上、使用上、他、全ての詳細を公開していない部分があるが、

1/2ozのみでも無く… 3/8ozのみでも無い…


3/8ozだけでは、VADOVAS JIG の本当の2刀流ジグとしての全ては、分からないし


その逆の1/2ozだけでも全てではない…



スイムジグ、ジグのポテンシャルは計り知れない…


自身の釣りのベースに、スイムジグ、ジグは欠かすことが出来ない…


10年以上、この釣りをベースにやってきて、身をもって知るから…




現在、お問い合わせが最も多い、

・3/8oz、1/2oz以外の重さの発売はいつ頃ですか?

・近所の釣具屋に売ってないんですが?


この2点、メール、DM、等でお問合せ頂き、都度お住まいエリアをお聞きし、ご返答をさせて頂いています…

製作に追われ、営業活動に制限が有り、大変申し訳なく、明確な時期のご返答ができていない…



製作に集中させて頂くため、このブログの更新も遅れます事お許し下さい…


GIVS® Official


2018.09.10


2017年、冬…


この年の1年、遠征やテスト釣行以外、多い時には、毎週通い詰めていた協力会社があった…


釣具業界とは全く関係の無いこの会社…


最初にこの会社の門を叩いてから、もう4年程経つ…


当時、ジグを創る事に対して、分からないことだらけ、どうしたら理想の形を実現できるのか、


自力で3DCADを覚える毎日の中で、途方に暮れていた…


此方の意図する、ジグのサンプル製作方法での問題を、相談させて頂く事から始まったお付き合い…


途中、サンプル製作に行き詰まり、他の会社へ相談する時期も有り、1年程訪問が途絶えた事もあった…



結局、自身が、鋳造、キャストの事をある程度も分かっていなかった…



この、会社の匠の職人…


この方がいなければ、VDOVAS JIGのサンプルもここまで来れなかった…


毎週、CAD設計での緻密な原型データの修正・変更をし、同時に様々な素材でモックを出力、


量産に向けたベストな方法を探し、キャストを繰返し試す…


どのCADデータならば、どの素材のモックならば、どういうキャスト方法がベストかを考え、考え、試していく…



因みに、複雑な形状のVADOVAS JIG は、逆アールを含むため、通常の金型鋳造では製品化出来ない…



数年前、この形状の量産は難しいだろうと言われていた…


この日まで、数年間…  もう、何十回と、全て別の方法で試してきた量産向けキャスト… 


ことごとく、毎回、上手くいかない… ロス率が高すぎて全く採算が合わない…




師走…


この日夕方… 


午後一に造ったキャストで…



見つかった!



匠のお方の、知恵と技術とチャレンジ…


CADで何度も修正した最終原型データ、ある素材のモック、圧力と、熱、空気穴の位置、匠の知恵、技術…


ロス率の少ない、綺麗な表面と刻印のマーク、複雑な意匠そのままに… 


量産に向け、はっきりと…  技術的問題をこの時、解決する方法が見つかった…


2017年、師走…



GIVS® Official


2018.09.09

キャスト


2017年、秋…


この年の夏の琵琶湖遠征により、VADOVAS JIG の仕様が決定した…


琵琶湖遠征者様達からの実績、自身の実績… 製品の小さなしこりも迷いも完全に消えた…



残すは、量産製造の技術的問題の解決…


複雑な形状を維持しつつ、ロスを極力なくす為の、最善の量産キャスト方法を探すことを続けていた…


この時、まだベストは答えは見つかっていない…



設計面では、この時期、追加で新しい3DCADを導入…


ボスの位置と形状、設計に迷いがなくなり、新たにサーフェイス系の3DCADが必要になった…


最終のデータ作りと同時に、ブランドの刻印、重さ表記の刻印を製品設計に緻密に反映させる為にも必要だった…



VADOVAS JIG は当初から一貫して、コンセプトから設計、量産まで、全て自分達でやる…


GIVS内で仕上げる事を目標にしていた…



まだ、何も殆ど分らない5年程前は、海外の何処かの安い労働力のある工場で、OEM生産という方法も


あるだろうと甘い考えをしていた時期もあった…



自分で1から、オリジナルのジグを設計し、試行錯誤をし、キャストジグサンプルを自分で作っていく内に、


この複雑な形状での品質の維持・実現は、通常の鋳造、キャストでは出来ない事が分かった…


釣具業界とは全く関係の無い、異業種の様々な匠のお方達によってそれを知る事になる…


自分一人では、ここまでたどり着けなかった…


異業種の匠のお方達…


凄腕の琵琶湖遠征者様達…



皆さんのご協力を頂き、何とか、本当に何とか、VADOVAS JIGの仕様を決めるところまで来れた…


後は、最後の… 量産の問題…


最善の方法を探すしかなかった…


2017年、秋…


GIVS® Official


2018.09.08

地形変化


2017年、初秋…


この年の夏、VADOVAS JIG の最終の仕様決めの為の琵琶湖遠征を終えた…


同じ時期に、リザーバー、常に流れのある小貝川、霞、利根川水系でも、複数のボスの違うサンプルでテストを行った…


そういえば、年に1度行くか行かないかの春の牛久沼でも…



関東のフィールドでは、岸流しの釣りが非常に多い…


陸からでも、どうだろうか?ほぼ陸から6.7m以内、長くて15m以内で、掛ける事が多いのではないだろうか?


リザーバーでさえ、比較的マッディーなこの地域の水質にもよるところか、ポイントにかなり近づく事が多い…


結果、本来広範囲を探る巻物での巻の長さは短く、実釣では、横捌き系リグより、縦捌き系リグ比率が高くなってしまう…



VADOVAS JIG を作った一番最初のきっかけは、国内外手に入るスイムジグに満足できず、自身が、


琵琶湖遠征に使用するためだが、頭の片隅にはいつも、それ以外の自分が行くフィールドでのイメージがあった…



岸際シャロー、障害物打ちによる、落ちパク、着底チャンスと、レンジ毎による通常の横方向でのスイムジグの巻きだけで


は、この関東地域フィールドでは、スイムジグでは、カバーしきれない…



霞、利根川水系など、マッディーで、全体的に浅く、沖はフラットで変化も少ない、ベイトの種類、又、魚影の薄さも関係


している…



要は、琵琶湖と、霞、利根川水系では、スイムジグの使い方は同じ部分が少ないという事…


2つの水系での、スイムジグを使用するユーザーの数の違いがそれを正確に示している…



霞、利根川水系でのスイムジグは、秋から春を除けば、ショートピッチによるカバージグの性格が圧倒的に強い…


では、例えば、15m以上の沖、目視出来る障害物、漁業系の竹杭跡や、オダ、沈船等以外の場所にはサカナいないのか?


いる! キャットもいるが…


それは、地形変化、流れ、目に見えない障害物にもいる!


普段やらない、例えば20M、30M以上の沖の地形変化を探す、目に見えない障害物をルアーで当て、感じ、探す…


障害物を感じたら、リグをステイ、放置、バンプ、微振動アクション、ずる引き、等の、停めとアクションからなる誘い…


勿論、キャロでも、テキサスでも同じことができる! しかし、遅い釣りになるし、自分は続けられない…



VADOVAS JIG はこれら全てを、一つのジグでやる事が出来るよう設計している…


レンジ毎のスイミングから、着底倒立、バンプ、放置、ずる引き、回収での巻きまでを全て…


VADOVAS JIG のボトムのスロー巻きは、琵琶湖では必ずやっているし、他のフィールドでもやっている…


あご下の突起部でのボトム接触による、地形変化と障害物の把握…


このスイムジグの重要な特徴の一つ…



初夏から初秋頃まで、暑さを感じる季節… 巻物での地形変化・障害物探し…


レンジ毎のスイムジグだけではない、留めとアクションの誘いを…


どこのフィールドでも…   お試しを…


GIVS® Official



2018.09.07

仕様


2017年、夏… 琵琶湖テスト遠征…



秋から春の時期までの、スイムジグ、ジグとしてのVADOVAS JIGの仕様は、遠征者様達のご協力にも


助けられ、ほぼ決定する事ができた…


残すは、ボスの位置角度の最終調整…


オールシーズン対応のスイムジグ、ジグとして、最終のVADOVAS JIGの、仕様決めの為の遠征を続けていた…



藻狩りにより、この年、南湖での自分のウィ―ドの把握が全くできなかった…


初日南湖で、ウィ―ドにヘビダンの替わりのVADOVAS JIG を入れても、何本釣っても狙っているサカナに出会えない…


南湖各所のウィ―ドパッチへの打つ釣りで、50前半まで…


目視で確認出来るウィ―ドへ、用意している各種コンボしたジグを入れていく釣り…



この時の、ヘビダンの代わりのVADOVAS JIG にコンボしているワーム…


ストレート系のレギュラー刺しが1set。

パドル系 or ギル系1set。

クロー系1set。

ツインテール系1set.



スイムジグの巻きと、打ち兼用にコンボしているワーム…


ストレート系のワッキー刺しが1set。

ツインテール系1set。

シャッドテール系1set。

合計7set



この時期、いつも、基本どこのフィールドでも用意する、ベースのスイムジグ、ジグの組み合わせ…


ラインは全て20lbのフロロがベース。


VADOVAS JIG プロトモデルの重さは、3/16~1ozまでを場所により、使い分けた…


ヘビダンのストレート系、ギル系ワームの打ちと、ライトテキサスでの打ち、転がしでのテンポの悪さから、


VADOVAS JIGでそれらを代用するようになって、5シーズン程経つ…


打つ釣りの間や、回収時、転がしの間に、ボリュームのあるワームの巻きを入れ、尚且つ、釣りをスピードアップしたい…


もう随分前からだが、それが、この時期、ツインテール系を取り入れたきっかけだった… 



2日目選んだエリア…  湖流と風による変化、地形変化、障害物、太陽の位置、タイミング、他…


ほぼ全てが恐らく、偶然重なったエリアに、ボトムで巻きで通したコースで…


2017年、夏のテスト遠征2日目から… 北湖…


VADOVAS JIG 1/2oz プロトモデル + ツインテールワームのコンボ… スイミング、巻きにて…  子豚系のイイサカナ…


ROD : GIVS CUSTOM ROD PROTOMODEL / 7.3ft / Boron & Graphite Material / XH / Slowtaper

REEL : 09 CALCUTTA CONQUEST 200DC

LINE : TORAY Bawo Superhard Premium plus 20lb


口を掴んだ時には、久しぶりに手が震えた… 同時に、ボスの位置が決まった瞬間…

  

GIVS® Official


2018.09.06

ポテンシャル


2017年、初夏、琵琶湖テスト遠征… 


北湖での、初夏のスイミングジグ、ジグ…



大体、5月が終わる頃、スイミングジグのコンボからシャッドテールの選択が極端に減る事は、


過去のブログで説明させて頂いた…


代わりに、自分の場合は、ツインテール系のコンボの出番が大幅に増える…


北湖でも、南湖でも…


これは、琵琶湖以外でも、基本どこのフィールドでも変わらない…



では、なぜなのか?


あくまで、自分の場合はとして…


一つ目の理由は、アフターから回復系までが多いこの時期、一時的に横への反応が悪くなる事…


2つ目の理由は、横、上のレンジに反応する、アフターの細いサカナを避けるため…


3つ目は、ギル、ザリガニを意識した留め、緩急を付けたアクション、又、障害物や地形変化に絡めたい為…


4つ目は、リグの留めと間(ま)以外の移動、回収時に、巻きを取り入れ、変化、又は、釣りのスピードアップの為…


5つ目は、ツインテール系コンボのスイムジグ、ジグをやっている人が少ない?為…




フルサイズのスイムジグの、ジグのワームのコンボは、本当に色々数えきれない位に試すことができる…


それ自体単体で使用する事がまず無いスイムジグ、様々なワームとコンボ出来るジグは、ルアーの中でも数少ない…


皆様の自由な発想により、色々試せるスイムジグ、ジグにコンボするワーム達…


正解は、絶対に一つではないし、仮にあるワームで誰かが釣れたの聞いても、それを再現出来ないかもしれない…


スイムジグにコンボするワームはこれじゃなきゃ駄目なんてことは無い!


色々試し、試し、投げ倒し、実釣の中で、それらの違いを、釣れたエリアや、理由を… 


その幸運な偶然のいくつもの重なりを、考え、次の釣りに生かすことが楽しいのだから…



どのフィールドでも、イイサカナを狙う為に… 


スイムジグ、ジグのポテンシャルは計り知れないから…



2017年、初夏の遠征テストから… 北湖東岸…


VADOVAS JIG 1/2oz プロトモデル + オリジナルツインテールワームのコンボ… スイミング、早巻にて…


GIVS® Official


2018.09.05

迷走から


2017年、初夏… 琵琶湖テスト遠征…


VADOVAS JIGの量産に向けた、技術的課題が解決しない事…


VADOVAS JIGのボスの位置、角度に対して、確信が100%持てない事…


この二つの大きな問題…




毎度のことだが、この時も北湖で、他の数種類の自作のルアー達も同時に試す…


自作ビッグベイト系でのサーチで、ロックエリアで魚を探す…


自作のI字形ミノーで表層から中層で魚を探す…


オリジナルのスピンベイトでボトムをトレースする…


勿論、VADOVAS JIGでのボスの位置違いのサンプルでも各レンジを巻き、


ディ―プで着底、ステイ、バンプも確認する…


各エリアを廻り、取水等、漁礁、河口、ディ―プで50前半までのサカナ達に出会えたのみだった…


イイサカナ達が何処にいるのか分からない…


この日、湖流が少なく、放水量も少ない… 


この時、他に地形変化への意識が薄く、シャローのチェックも出来ていなかった…




数日前に、3DCADでの設計を微調整をし、試作した数種類のVADOVAS JIGのサンプル… 


1点の曇りのない、自分の理想の、オリジナルのスイムジグの最終の仕様決め…


意図した場所で、意図した使い方で、理想的に釣れるか?釣れないか?…




2日目、沖の回復系の細い魚を避け、エリアを絞って、数種類のVADOVAS JIG サンプルの、


倒立着底フォームを確認する…


スイムジグでの横の動きでは、レンジを変えても、やはり、細いサカナ達のみ…


前日の北での迷走から、シャローの影にもいるはずと判断…




2017年、初夏の遠征テストから… 南湖西岸…


VADOVAS JIG 1/2oz プロトモデル + オリジナルツインテールワームのコンボ…


ファーストフォール着底、数秒後、ドスンっと当たり… 分厚い口の、ロク越え…


GIVS® Official


2018.09.04

しこり


2017年、春…


琵琶湖遠征者様達に託したVADOVAS JIGプロトモデル達は、この年の春でおよそ3年…


自身でこのジグを自作し持ち込んでの実釣テスト遠征から約4年…



琵琶湖遠征者達…


琵琶湖の景色に、あのフィールドに、あの子豚のようなサカナ達に取り憑かれた…


日常のほぼ全ての許せる時間を、あのサカナ達攻略を思わずにいられない…


どっぷりハマって、更に深みを目指して進んでいく者達…


自分も正にそうだった…




ただこの数年、以前の様に、純粋にあのサカナ達だけを追い求める事は、この時出来なくなっていたのか

も知れない…


勿論、狙う魚に変わりはないのだが、このジグ達を仕上げる事を目標にした釣りへと、変わっていった…


その事が、良いとか、悪いとか、悲しいとかでは無い…


より深みを目指して、自ら、そう仕向けて行く釣りへと変わらざるを得なかった…



VADOVAS JIGの最終仕様決めの為に…


実績でしか、仕様の最終の確信を得る手段がないと思っていたし、


凄腕の琵琶湖遠征者様達、少ないが、崇拝するお方達のブレナイ姿勢をリスペクトしているから…



この時、VADOVAS JIG に残る、小さなしこり…


この、しこりが消えるまで、…  自分で結果を出すしかなかった…


実釣の中でしか、VADOVAS JIGを、他に前に進める方法はなかった…


どの角度から見ても、意図した、問題ない性能を備えたオリジナルのスイムジグになるまで…



2017年、春の遠征テストから…


ボスの位置の設計を見直したプロトモデルを持って…


この時も、初日ボートで廻り、翌日フローターで…


VADOVAS JIG 1/2oz プロトモデル + オリジナルシャッドテールワームのコンボ、北湖、スイミングに

て… 


GIVS® Official


2018.09.03

発売延期


2017年、春…


あらゆる可能性を辺り、試し、協力会社様にも尽力頂いたが、量産製造問題は、打開策を見い出せないでいた…



それと、もう一つの重要な難題も、この時発覚していた…


それは、琵琶湖遠征者様より、この年ご指摘も頂いたし、実は自分でも気になっていた、小さなしこりのような部分…


CADから修正し、何十回と、成型キャストサンプルを作って試作し、実績に反映してきたVADOVAS JIG…


0.数ミリ単位からの角度、Rの変更を、3CADから散々繰り返してきた…


ただ… 小さなしこり、ご指摘…


それは、ボスの位置、角度…     確かに、100%の確信は持ててなかった…


倒立姿勢を優先すると、もう片方のスイム仕様に疑問が残る…


何方の要素にもフラットな視点が必要だったのかも知れないし、


そもそも、その差が殆ど分からないのかも知れない…


量産製造問題に決定的な改善策を見出せず、困窮していたこの時期…


更に発覚した、ボスの問題…




発売を延期するほか、選択肢は無かった…


キープキャストにて、当方GIVSブースに訪問頂き、VADOVAS JIG にご興味頂いた皆様に、


お詫びをさせて頂くしかなかった…


2017年、春…


GIVS® Official


2018.09.02

孤独


2017年初春…


キープキャストぶっつけ本番初出展の2日間が無事終わり、5月発売予定を目指していた…



相変わらず、量産製造の問題は解決できておらず、5月の発売は、サンプルキャスト製作方法


で対応するしかないと考えていた…


具体的には、サンプルでのゴム型キャストは、非常に難易度の高い方法で作っていた…


その為、少量生産には対応できるが、ある程度の量産では、ロス率が高くそのまま転用できない


技術的課題にぶつかっていた…



設計を変えるか? 新しい量産製造方法を見つけるか?


選択を迫られていたし、他に量産に向け解らない事もあった…



毎度のことだが、答えが何処かに落ちている事は絶対に無い!


非常に複雑な意匠形状をしているVADOVAS JIG…


東京下町の、匠の技術を持つ会社様でもこの形状の量産キャストは難しいと言われていた…



キープキャストにて、用意したステッカー500枚は2日目には、結局足りなかった…



キープキャスト2日間を終え、量産問題を解決出来ずにいたこの時期、


特に感じていた感覚…


先の見えない日々の恐怖感…


キープキャストでの、皆様の熱気、情熱を感じた後の孤独感…



キープキャストの最後、ただあの時だけ、リスペクトしているあのお方だけには、甘え、孤独を打ち明けてしまった…


真っ黒に日焼けした顔に、白い歯を見せる笑顔と、初めてお会いした嬉しさに、甘えてしまった…


琵琶湖に遠征するようになり、10数年…


途中、このお方の動画を視て、衝撃を受けてから、自分の釣りに大きな影響を与えた、特別なお方の一人…


問題を解決しなければならない孤独な闘い…



VADOVAS JIG に、ご興味頂いたお客様へ、商品を届けるために…


GIVS® Official


2018.09.01

キープキャスト2017


2017年、2月…


キープキャスト準備日前日に、名古屋のホテルにチェックインした…


前職が、名古屋が本社の某大手製造メーカーだったから、土地勘はあった…


バタバタで、A3ポスター用のアルミフレームが間に合わなく、Amazonからの到着先はホテルに変更していた…


カミさん丸め込んで、一応連れてきていたが、基本一人設営…


因みに…


結局、オフィシャルホームページ、オフィシャルSNS等の立上げには、全く手を付けられなかった…



VADOVAS JIG(D.PAT)のサンプルを展示することで手一杯で、この日を迎えた…


展示は、小さなスイムジグ… VADOVAS JIG と、同じデザインのSilver 925製のチャーム、VADOVASのみ…


プロモーション、宣伝、告知… 一切していないし、出来なかった…


ブースの前を、偶然通りかかった人の足が立ち止まり、展示ガラスケースの中の


小さなスイムジグ達… VADOVAS JIG に興味を持って頂けるか?


ぶっつけ本番のキープキャスト初出展…



ステッカーは500枚用意…


量産化に向けた、製造の問題はまだこの時、解決していないが、同年5月発売予定としていた…



初日、始まった…


噂には聞いていたが、前日から泊まり込みのお客さん達が、走って目当てのメーカーブースに飛び込んでいく…



キープキャストの出展時のルールがある…


先行発売、予約注文は一切認められていない!


当然、VADOVAS JIG は当日、販売出来ないし、展示のみ…



午前中、結局、当方ブースに訪問頂いたのは、業界のお方様が大半…


お客様は基本素通りで、皆、目当てのブースを探して向かう…


誰も知らない小さなガレージメーカー… GIVS…


誰も知らないVADOVAS JIG…



お昼頃からだろうか…


目当てのブースでお買い物を済ませたであろう、メーカー様袋を持った方が、足を止めて頂く…


必死に説明した…


カミさんは、殆どあてにならないから、一人で…


展示ガラスケースが2つだけの小さいブースに…


1人… また一人と…


一杯になった…       対応しきれない人もたくさんいた…


一度来て頂き、お仲間連れて再度着て頂いたお方…


プロのお方…       小売店様バイヤーのお方…      色んなお話させて頂いた…


皆様… 熱く…     楽しまれているのが伝わる…


熱気… 情熱…


負けそう… 


だから必死に…


説明する…


いつ発売?


どこで買えるの?


いくらぐらいなの?


ヘッドはこのままで発売するの?


このままで発売してほしい!


色んな、ご意見頂けた…


ありがたかった…


大変、熱く、沁みた…



VADOVAS JIG にご興味頂いたお方にお配りしたステッカーは初日250枚を超えた…


発売は5月予定とお答えして…



初日閉館間際、ヘロヘロになって、誰もいないブース前、あるプロガイドのお方が目の前を通った…


目が合い… 瞬間的に会釈をした…


そのリスペクトするプロガイド様は、一緒戸惑い、ブースの看板を見ながら、通り過ぎていった…


数分後、逆方向からそのお方は迷わずブースの中に…


色んな話をさせて頂いた… 貴重なご意見を頂いた…


2017年2月、キープキャスト初出展、初日… 皆様の熱気に、情熱に、圧倒されて終了した…


GIVS® Official


2018.08.31

準備


2017年、年始…


キープキャスト、小間割り抽選兼、出展者向け説明会で、年末岐阜まで行ってきた…



前職では、メーカーの為、展示会には慣れていたが…


年末から、キープキャスト展示の準備に追われていた



出来る事は全て自分でやる…


ポスター制作… イラストレーターもYouTube見ながら覚えていく…


大型洋裁店で布30メーター買って、これまた全自動ミシンも買って、縫っていく…


アイロンプリント業者にお願いして、ロゴをカッティングマシーンで作ってくれるとこ探して発注する…


ネットでググって、展示台を探しに廻る日々…


展示用ガラスケースの発注…


ブランド名も、ロゴも、商標登録を済ませ、ジグの名前も昨年末までには、決まっていた…



ただ、オフィシャルホームページ、オフィシャルSNS立上げには、全く手を付けていなかった…



実は、この時期、一番肝心な部分、製品の具体的な量産化に対して、大きな問題を抱えていた…



YouTubeの外人さん参考にしながら、何とか覚えた3DCADでの設計修正作業…


東京下町にヒントを得た、難易度の高いゴム型キャストによるサンプル製作…


しかし、量産化の具体的製造方法は、難航を極めた…



試行錯誤しゴム型キャストが出来るようになり、約3年弱、何度もゴム型キャストを作りサンプルジグを

作ってきた…


真ん中割ゴム型キャストには出来ない、難易度の高い方法でのゴム型キャストにより、サンプルジグの製

作が出来ていた事で、安心し、浮かれていた…



何度も、量産工程計画表を作成し、しかるべきタイミングに動き出せるように準備していたつもりだっ

た…



全く解らないCAD地獄から始まり、サンプル製作が上手くいかないサンプル地獄…


製品化まで先が全く読めないジグの修正の繰り返しとテスト…


全て、…


先が見えない苦しさも、誰にも相談できない難題も、ここまで、どうにか乗り切ってきた…



しかし、サンプルジグ創りと、量産製造方法でのギャップ!問題!



キープキャスト準備に追われながら、完全に追い込まれていた…


2017年、年始…


GIVS® Official


2018.08.30

GIVS


2016年晩秋…


翌年、2017年2月のキープキャストに初出展する事を、実行に移そうとしていた…



因みに、キープキャストは、それまで、一度も足を運んだことは無い…


いつも、その時期は、足しげく琵琶湖遠征に大体あてていたのも理由の一つ…


しかし、毎年、いつも羨ましく、いつか行きたいと思っていた…



VADOVAS JIGの仕様がほぼ9割方固まった事も、遠征者様達に託したVADOVAS JIGサンプルでの実績も、


自身での実績も、ブランドを立ち上げる目安としても、キープキャスト出展の理由には十分だった…



当初の予定?


そんなものは、全く予定通りには、想定通りにはいかなかった!…


この時で、VADOVAS JIGの仕様がここまで固まるまでに、約3年半…


様々な、予定が、その通りには決して行かなかった…





この時、…   既に、某大手製造メーカーの営業管理職を早期退職していた…


紆余曲折は当然あった…


組織を持っている管理職のしがらみと、安定を捨てるという事…


家族がいるという事…






自分達にしか生み出せないモノ…


ただ1匹の、イイサカナだけに出会うために…


同時に、美しくなければならない…


GIVSにしか出来ないモノづくりをするために…



GIVS… 2つの意味を込めている、架空の動物の名前として付けた…


Genuine in versatile spec. 多才な仕様の中で本物…


ある物語の主人公と、リスペクトしている孤高の人達の釣り様を重ねて…


GIVS…



2016年、晩秋…


GIVS® Official


2018.08.29

D.PAT.


2016年夏… 琵琶湖遠征…


この年、年初から、初夏までの、遠征者様達のVADOVAS JIGサンプルでの釣果も凄まじかった…


住んでいらっしゃる場所も、皆それぞれ違う…


遠征の回数も、自分より遥かに多い方が多かったが…


中には、秋から春が終わるまで、スイムジグしか投げない方もいたし…


数型前のサンプルのジグを、複数個お渡ししたお方達のイイサカナ達!…


子豚達!…


もう少し発売伸ばして欲しいとか…


早く発売して欲しいとか…


もう少しサンプル欲しいとか…


このジグじゃなければスイムジグが成り立たないとか…



ここまで、凄腕遠征者様達の、複数のご要望、ご指摘を、都度、CAD設計修正、サンプル修正に反映させてきた…


要望の物理的矛盾箇所は、重要な要素を優先し排除もした…


凄腕遠征者様達に託したVADOVAS JIGでの実績…


自分の欲しいジグを作って、遠征テストで確認する…


VADOVAS JIGの、製品化に向けた、具体的な準備に入ってもいいと判断した時期だった…



話は飛ぶが…


お盆前より始めたブログ…


退屈な内容で、大変恐縮で、気恥ずかしく、稚拙な文を何卒ご容赦頂きたいが、


VADOVAS JIG 製品化までのおよそ5年を、テストの現場等含み、振り返りお伝えするため、


可能な限り何とか…  毎日更新していく…



プログをお読み頂いた方、既に商品をお買い求め頂いたお方様は、お気づきになる方もいらっしゃると思うが、


VADOVAS JIGはこの時、2016年夏以前の約3年前、2013年春に修正した原型の前の年、すなわち2012年初期型より、


基本意匠形状設計はほぼ変わっていない!



琵琶湖に遠征するようになって10数年、琵琶湖以外のフィールドでもほぼ常に1年中、


スイムジグ、ジグの釣りは、自分のベースになっていた…


ジグを何万回、何十万回?投げてきた… どの季節であろうと… どのフィールドであろうと…


市販品で妥協してた時代も… 自分の欲しいジグを創ると決めてからも…




この、2016年夏以前には既に、VADOVAS JIGは、特許庁へ意匠登録(D.PAT.)を済ませていた…


ジグの名前が決まったのはもう少し先になるが…


しかし、遠征者様達にジグのサンプルを託し始めた2014年春頃の時期には、意匠出願はしていなかった…



普通、オリジナルの工業製品等を作った開発者なり、デザイナーは、意匠や、特許の出願を考える…


類似品で、必要のない労力を後で費やす羽目になる為の保険としても…


その製品が、本当にオリジナルであるならば…  尚更…



結局、VADOVAS JIGの意匠登録は、出願から、約1年弱、無事問題無く登録まで漕ぎ着けた…



要は、意匠出願前にサンプルをお渡しした、凄腕の遠征者様達全員、自分のサカナを追う事のみを、


このジグで追及し続けてくれたって事…



『自分の中では、このジグ、既に伝説のジグですよっ』…


ある凄腕の、遠征者様より、2016年夏の遠征時、偶然会ったコンビニ前で言われた言葉…


GIVS® Official



2018.08.28

手磨仕上


2016年、晩春…


この時はまだ、名前も決まっていないが、VADOVAS JIGのテストは、この年でおよそ3年目を迎えていた…


ジグの倒立着底部の面積、形状と、スイム時の水流抵抗、障害物探知部のバランス、黄金率…


まだ、この部分の意匠、設計に確信が持てないでいた…



VADOVAS JIGのサンプルをお渡しした、ある琵琶湖遠征者様より、いくつかの興味深い使い方を教えて頂いていた…


アフターの時期の完全放置…


アユの群れ、ハスの群れを意識した早巻き…


メタルジグを意識したシャクリ…



実は、VADOVAS JIGのサンプルは、約3年前の初期型から、ヘッドの塗装は殆どしていなかった…


それゆえ、ヘッドはキャストむき出しの鉛色…


因みに、着色ヘッドと、未着色ヘッドでは、釣果による優位性、確信できる理由に至る差は自分の中では無い…


遠征者様達もほぼ全員が同じ意見だった…


当初の鉛色のVADOVAS JIGのサンプルは、原料を鉛ベースとしていたが、材料を数種類試す中で、


鉛メイン材より、比重の軽い、錫(スズ)材を早くから取り入れていた。


昨年末、ある材料会社さんより、鉛ベースより、コストが高いが、独自の錫硬質合金の材料を手に入れていた…


その材料を使って試作し、試す遠征が今春より続いていた…



この新材料に限らず、実は、錫材を使ったジグのサンプル製作の中で、キャストで出たバリ部分を取り除く際、


同時に、ヘッド部を耐水ペーパーで磨き、バフ磨きをして仕上げたサンプルをいつも半分程度用意していた…


そのバフ掛けした、サンプルのVADOVAS JIGは、表面コーティングをしていない為、経年によりバフ掛け直後より表面の輝きが衰える。


※製品版VADOVAS JIG(D.PAT)も同様。


その遠征者様は、そのバフ磨きしたVADOVASJIGのサンプル版での、ヘッドの輝きを特に気に入っていた…


2年程、オールシーズン使用して頂き、輝きが劣ってきたら、シルバー磨き用の布で、ご自分で、磨き直しているとの事…



VADOVAS JIG(D.PAT)製品版のヘッドの表面の輝きは、このジグの重要な要素でもある!



難易度の高いキャスト成型によるヘッドも、手間のかかる手磨き仕上げも、凄腕遠征者様からのご意見も、


後のVADOVAS JIG(D.PAT) 製品版のヘッドを無塗装でのハンドバフ掛け仕上げ、と決めた大きな要因であった…



因みに、製品版VADOVAS JIG(D.PAT) は、5工程の磨き工程を経ている…



その殆どは、手磨き工程によりしか成り立たない。


塗装をした方がよっぽど時間も短縮できるが、ここは、VADOVAS JIG 製作において、代用の利かない重要な部分…


完全ハンドメイドジグ…


2016年、晩春… 


GIVS® Official


2018.08.27

視点


2016年、春…


この時期の琵琶湖遠征…



ボートのお方達も、陸からのお方達も…


基本、この時期は、シャローに指して来るイイサカナを探して、いつも以上に皆、殺気立っている…


ボートは、次々にシャローエリアを廻り、エレキで目視しながら流す… 


又、次のボートが入ってきて、エレキで流す… 沖のフラットでも同じ光景をよく見る…


いつも琵琶湖遠征では、ボート、フローター、ウェ―ダ―と、時期や場所によって釣りが違っていた…


ボート連続の場合もあったが、基本、初日ボート、2日目フローター or ウェ―ダ―っていうのが多かった…


月2から、時期によっては、毎週末ってペースの琵琶湖遠征…


前回遠征からの季節感の進み具合、ウィ―ドの成長具合、雨量のチェック、放水量のチェック、水位、川や、河口の水の色…


当日の天候、風向きのチェック、他のボートの数、エリア毎のボートの有無、他…


北湖では、取水等の廻る順番、漁礁の廻る順番、沖島の廻り方、湖流の有無、当日の天候、風向きのチェック…


遠征前に、天候、雨量、放水量等、事前にほぼ毎日、自宅からそれらをチェックすることが日課になっていたし、


釣行前日や、当日現場でチェックするしか出来ない事もある…


目指していたのは、そのシーズンの琵琶湖の、そのエリアの移り変わりを、なるべく把握しておきたいという事…


完璧なんてものは、所詮無理…


でも、少しでも、前回遠征と、今回の遠征での変化を、天候、季節等を踏まえ、感じ取り、放るルアーと場所に、


理由を付けたかった…


結果に結びついても、そうでなくても… 琵琶湖をもっと、知りたかった…


初日のボートは、とにかく見て廻る事をしたいのだが、朝の時合を逃したく無い本心から、事前に廻るエリアを決め、


廻りながら、判断していく事が多かった。 


当日の判断の前では、事前チェックでの自己分析からの読みなどは、もろくも消えてなくなる…



ただ、ボート釣行のみでは分からない事がある…


それは、フローターの釣り、ウェ―ダ―の釣りをやるとはっきりと分かる事もある…


琵琶湖の場合、ボートの航路は基本自由、ボートがひっきりなしに走ってきては流し、すぐ又次のボートが入ってくる…


すると、それまで当たらなかった自分のエリアに、当たりが連続することがある!


回遊というより、ボートの存在、引波、エレキで流し続けたエリアから、避難してくるサカナなのか…


それはこの時期、ウェ―ダ―をやっていても良くある!


尚且つ、時期によっては、皆同じようなリグを放る…


ボートの航行や、ボートの存在、エレキによるプレッシャーに対して、危険を察知する魚が移動する…


同じようなリグが降ってくるが、見切り移動する魚…


ラインで、ウィ―ドを揺らし、危険を察知する魚…



凄腕遠征者様に多い…


人の逆をやる、人と違う自分の場所を探す、人と違うタイミングで、人がやらないリグを放る…


人と違うレンジで… 人が放ってないコースにルアーを通す…


VADOVAS JIGにコンボするワームへも反映させるこの逆の視点…


同じ時期に、同じエリアで、人と同じリグでなく、敢えて違うリグを放る…


2016年、春… 遠征から…


この時は、まさに回遊というより、逃げてきて自分のエリアに入ってきたって感じのサカナ… 


GIVS® Official


2018.08.26

子豚達


2016年、年始…


2015年、自分には、満足するサカナ達との出会いはそう多くは無かった…


全く、タイミングを合わせられなかった感の年だった…



その代わり、幾度となく修正した、VADOVAS JIGのサンプルをお渡しした、


琵琶湖遠征者様達は、羨ましい程イイサカナ達と出会えていた…


要望頂いた、細かい修正を盛り込んだVADOVAS JIGのサンプルも、


2015年だけで、数十パターンは試作したし、修正した設計箇所が不評で、設計を戻したこともあった…


遠征者様の中には、一番最初のサンプルのみを使い続け、根がかりしたサンプルジグを、


北湖ロックエリアに入水して取りに行ってまで、回収してくれたお方までいた…



凄腕の多い、遠征者様達…


遠征の回数も皆、其々まちまちだが、狙っているサカナ達はほぼ一緒…


スイムジグの頻度が高い事も似ていた…


VADOVAS JIGサンプルをお渡しした、琵琶湖遠征者様達は基本、単独釣行が多かった…


自分もそうだったし、だから知り合えたとも言える…


自分の世界に入りたい… 自分のサカナを、自分で探したい…


イイサカナ…  ただ1本だけでいい…


負けは多い… だから、また作戦練って、遠征しにくる…



凄腕の遠征者達…


特に、初冬から、春までの遠征に力を入れているお方達のサカナは別物だった…


VADOVAS JIGサンプルでの、スイムジグでのサカナ… 


バケモノ達というより、まるで子豚達…


ほぼ、北湖オンリーのお方のスイムジグの冬から~春のサカナは、完全に子豚体型!


中にはあこがれの、雪の地面で、板メジャーの上に転がってるの子豚としか表現できないサカナ…



まとめ上げなければならない… VADOVAS JIGを…


2016年、年初… 年初の誓い…


GIVS® Official



2018.08.25

Gill


2015年、秋…


VADOVAS JIGのテストは、リザーバーでも、シーズンを通して行っていた…


リザーバーテストの、基本的な目的は3つあった…


一つは、リザーバーによくある、過去の崩落による、水中に沈んだ、樹木障害物攻略の為のジグテスト…


もう一つは、ギル型ハードベイトと、ギル型系ジグコンボワームの試作モデルのテスト…


最後は、スイムジグの基本性能、岩盤攻略ジグとしての性能の確認…



この、リザーバーでの、主なベイトは、ギル、オイカワ、他…


ワカサギの激減から、ギルの生息比率が非常に高く、必然的にギルのベイト率も高くなっていた…



立ち木跡系障害物と、過去の崩落によりできた、崩落樹木系障害物とでは、ゴチャゴチャ度が違う…


そのゴチャゴチャ系の中は勿論、付近にも、ギルが多数群れている場合、デカい魚が回遊してくる可能性があるという事…


逆に、そのゴチャゴチャ付近にギルの群れが少ない場合は、バスが中にいる可能性を教えてくれる…


勿論、回遊のタイミングに当てる事は、容易ではない… それは、どのフィールドでも同じ…


ゴチャゴチャ系障害物の、ギルの群れのレンジを確認し、VADOVAS JIGにコンボしたギル型ワームを


どこに、どうやって、どのレンジまで落とすかを見極める…


群れが、目視できるレンジか? 魚探で確認しなければならないレンジか?


目視できる場合は、3/8ozのVADOVAS JIGを、上の枝に引っ掛けてのチョウチンも時に有効だった…


ギル達を水面付近におびき寄せ、ギル達が機敏になる一瞬に、どこに隠れていたのか、下からデカい魚が反応する…


チョウチンは、スモラバだけでなく、フルサイズのジグでも、勢いと、練習により普通に出来るようになる…


勿論、水中の枝に引っ掛けての、ステイ、微振動シェイク、フリーフォールも有効…




本当は、あまりこの場で公開するべき内容ではないのだが…



実は、リザーバーテストの真の目的は、ギルの習性、行動を目視し、知る為に、リザーバーに通っていた…


普段の琵琶湖遠征では中々、じっくり観察できない、止水リザーバーでじっくりギルの生態観察をする事…



その一つの方法は、ギル釣り!


ギルが、何に、どう反応するのか? 季節、水温、産卵前後の行動、捕食者への警戒行動等… 全て、この目で見たかっ


た…


もう一つは、初めて、真剣に取り組んだ、ギルの泳がせ釣りの時の、ギルそのものの反応の目視と、デカい魚に捕食される


までの行動の目視…


ギルを知る事で、ギルを捕食するバスを知る事で、ギル系ワームと、ギル系ハードベイトに本当に必要なモノのヒントを探


すために…



ギルの泳がせ釣りでは、様々な気づきがあった!


泳がせるギルのサイズにより、捕食するバスのサイズは基本、比例していたし、


婚姻色のオレンジが入った群れの一番中心にいる、デカギルの行動パターンは他のギルとは当然違っていた…


ここでは、書ききれない程、知らない事、知っていたが目視出来た事等様々あった…


キロ後半から、2kgオーバーのサカナでは、8lb~12lb位と思われる、ラインブレイクした、ラインの結び目のついたワッ


キ―針が口にかかっているバスを、年間にすると、10本程度外した…


バスの口の中に、ギルの折れた背びれ骨が引っかかっていたり、薄皮がめくれていたりする魚体も数匹確認できた…


基本バスは、捕食時、ギルの逃げる方向に廻り込んで、もしくは、銜え直して、ギルを頭から飲み込む… 



今や、ギル型ワームや、ギル型プラグが、これほど多く店頭に並ぶ国は、恐らく無いのではないかと思うほど選択に困る…


購入できるギル型ルアーは当然全て試した…


スパイラルフォールの有効性は間違いない中の一つ…


縦泳ぎに着目したり、リアルを追求したり、リアフックにラインアイを結んで変幻アクションを演出するなど様々な使い方


で…



では、対ギルベイトに対する明確な答えは見つかったのか?



先に言うと、見つかっていない! 



正確には、ヒントはいくつか得たが、現在のところ、未だプロトモデルに応用できていない!



Gill…


バスの大好きなベイトの一つ…


まだまだ、ルアーに転用できる事があるはず…


2015年、秋… VADOVAS JIG 3/8ozプロトモデル + 自作ギル型ワームにて…


岩盤ブレイクと、ゴチャゴチャ障害物系の中から、水中チョウチンで出てきた、2.5kg弱のリザーバーのサカナ…


GIVS® Official


2018.08.24

猛攻


2015、早秋…


霞、利根川水系でのVADOVAS JIGのテスト…


この年より10年程前から、霞、利根川水系で、スイムジグで春のサカナをよく探していた…


シャッドテールをコンボしたジグでの早巻き、トロ巻き…


3月~4月末頃… 以前は、春爆狙いのビックミノーのお方達も全く見かけなかった…


シラウオが岸近くに押し寄せられるタイミング…


スイムジグをよく護岸から、遠投していた…


春が終われば、ジグのコンボはこれまた、ツインテール系に代わる…


何も、琵琶湖に限った事では無い…


スポーニング前後の時期は、巻きの反応が悪くなるが、放置、ズル巻きで対応する…


ここ、霞、利根川水系でも、スポーニングが終わる頃からは、ツインテールでの巻きが増える…



高滝湖でも、房総リザーバーでも… 夏の時期しか行かないが、檜原湖のスモールでも、


常に流れのある小貝川でも、富士五湖ではポーク系ツインテールで対応するが、野池でも… 


年に一度の牛久沼でも…



要はこの時期、自分は、どこでも、ツインテール系コンボのジグは欠かせない…



毎年、霞、利根川水系はシーズンを通して、必ず行くフィールドだった…


キャットフィッシュの猛攻を避けながら…


2015年、早秋… VADOVAS JIG テストから


GIVS® Official


2018.08.23

ツインテール系


2015年、初夏…


毎年、6月に入ると、ジグのコンボから、シャッドテール選択の出番は極端に減る…


これは基本、どこのフィールドでもそう変わらない…


変わりに、初夏から、晩秋… 時には荒れた初冬まで、必ず用意するスイムジグのコンボは、


ツインテール系のレンジの上下の差での使用頻度、出番が多くなる…


ピロピロが良いのか?


確かにそれもあると思う…


ただ、一番意識しているのは、肉厚幅広テールによる強いビロビロ感!


ピロピロより、ビロビロ!


強い水流の攪拌!


軽いジグとのコンビでは、テールが動かない位でちょうどいい位の肉厚ツインテールワームがいい!


理想のツインテールワームは自作していた…


ツインテールコンボはジグ用途なのか?


確かにそれもあるが、通常のスイミングジグとしても普通に使う…


意識しているのは、晩秋までは、ザリガニ、ギル… それと、ウィ―ドの成長と地形変化…


1年単位で見れば、初夏より始まる、夏の時期は決して長くはない…


ただ、朝夕を除けば、日中、少しでも水温の低いところ、水通しのいい場所を探す釣り…



この時は、まだプロトタイプの、VADOVAS JIG…


あご下の突起部は、障害物コンタクト部… 障害物、ロックや、ウィ―ドを感じる為の重要な部分だが、


この時は、着底部の面積の比率と、スイム時の抵抗部との黄金率にたどり着いていない、


まだ確信が持てないサンプルだった…



夏の日中… ウィ―ド、ボトム、ディ―プを意識する釣り…


地形変化、ウィ―ドと、障害物を探す釣り…


その為に、魚探も重要な要素だが… ジグで直接探す方法も重要!


障害物や、好みのウィ―ドにジグの接触を感じたら、停め、竿で、時にはリールで躱す、解す、


糸を送り、落とすの繰返し…


時には、ウィ―ドや障害物の上ツラを巻き…


地形変化を感じたら、ボトム付近をスロー巻…



この時期、自分にとって、VADOVAS JIGと、ツインテール系ワームとのコンボは絶対に欠かせない…


他に、代用の利かない組み合わせ…


VADOVAS JIG プロトタイプモデル1/2oz + オリジナルツインテール …


この時は、南湖西岸、回遊待ちからの早巻にて… ロク超え…


2015年、初夏、遠征時より


GIVS® Official


2018.08.22

着底


2015年、春…


自分の欲しいジグ…


優秀なスイムジグでなければならない事…


オールシーズン対応可能な、通常のラバージグとしても使える事…


二刀流ジグ…


スイミングジグ用途60%、ラバージグ用途40%をイメージした設計は、細かい修正を何度


となく繰り返す…


対フットボールを意識した、糸を張らない倒立方法と…


適度な引き感を感じる為の、抵抗部の面積、形状と角度、水流の受け方と逃げ方…


障害物探知を目的とした、障害物接触部分の形状の設計…


遠征者様達の要望も、複数あったし、的確なご指摘だった…



その中で、一番難儀した設計部分…



糸を張らない倒立アピールをするジグ!…  対フットボールジグ…


ジグのバイトの一番最初にして最大のチャンス!


ジグのファーストフォールからの着底後数秒まで!…  


通常のジグの場合だけではない!… スイミングジグの場合も時として最大のチャンスになる…


着底後、数秒… 時には十数秒の待ち… 又は放置…


アフターなどの場合は、放置は非常に有効…


この、着底後のフリー状態での倒立アピール… 


コンボするワームにもよるが、着底時、ジグのスカートのフレア以降も、湖流等で揺れ、


自動的に、誘ってくれる…


琵琶湖遠征者様達も気に入って頂いた、非常に重要な部分…


想定しているより、遥かにデカいスイムベイトワームをコンボした場合は、着底後横倒れする


事もあるが、基本、着底時は、ジグが倒立する…


2015年、春…  まだ、課題の解決する着地点が見えない設計開発の途中で…


北湖、沖島の航行禁止エリアにも船を見かけた、この時の遠征から…


GIVS® Official



2018.08.21

課題


2015年、年始…


毎年、年末年始の遠征は悩む…


この年の年末年始時期は、ジグの設計修正、サンプル製作にあてた…



後の製品版、VADOVAS JIG(D.PAT)は、


スイミングジグ用途60%、ラバージグ用途40%を想定し、設計されている。


二刀流ジグ!


尚且つ、オールシーズン対応のジグを目指して、生み出した!…


このジグは、自分のスタイルがベースになっているが、遠征者様達の要望も反映されている。



VADOVAS JIG(D.PAT)は、対フットボールジグを意識している!…


北湖ロックエリア… 北湖ディ―プエリア… 南湖ディ―プホール… リアクションバンプ… 他…


琵琶湖以外での、リザーバーの岩盤… 霞、利根川水系の浚渫… スモールエリア… 川… 他…


フットボールジグは、使う方は必ず毎釣行持参するのと思われるが…


逆に使わない方は、全く使わないジグ… もっと横操作に優れたすり抜けジグを選ぶだろうから…



VADOVAS JIG(D.PAT)が意識したフットボールジグ…


フットボールジグは通常、水深のある場所に対して、カーブフォール等させながら、


着底、バンプ、ずる引き等の縦捌き、もしくは、レンジ途中からのスイミング等の使用方法が多い…


その中で、使い手の操作により誘う重要な部分!…糸を張りながらのジグの倒立操作!


ここが、自分が常日頃疑問に感じ、フットボールの使用頻度が減った一番の理由であった…


障害物を感じ、乗り越えながらのバンプアクションを得意とするフットボールジグ…


着底後、横倒れしない形状等… フットボールには利点も沢山ある…



ただ、1点だけ… 糸を張らなければ倒立操作出来ない事! 



ここを、別の方法で、改善できるジグ…


VADOVAS JIG(D.PAT)の開発設計の際の、大きな課題!… テーマだった!…


ジグのファーストフォールからの着底後数秒まで!… 

 

即ち、ジグのバイトの一番最初にして最大のチャンス!


ファーストフォール! この時、水深を考慮して糸を送る場合もあるが、


必ず、糸を張らずに着底までさせる事!… ジグとコンボするワームを極力フリーで落とす動作!…


ファーストフォールは、フリーフォール!…


釣果にハッキリ差が出る部分…


画像は2014年夏、VADOVAS JIG テスト水中動画から…


GIVS® Official



2018.08.20

ケイゾク


2014年、早秋…


夏の数度の遠征で気付いた点の修正を、CADから、出力、ゴム型、鉛キャストまで続けていた…


サンプルの修正をし、時間を作っては、サンプル達を持込み遠征テスト…


ボートでの釣行で満足出来ず、翌日は、ウェーディングだったり、フローターだったりの時もよくある…



広大なフィールドで、自分のサカナを探す釣り…


クランクベイトも、スピナーベイトも、ビッグミノーも作って持ち込んでいたが、


ジグ… スイムジグは絶対に欠かせない!


フロロの重さを利用し、ラインを垂らし、竿と一直線にしてのフワ巻きから始まり…


ウィ―ドの高低、切れ目、障害物やピンを探す探知機としても…


このジグで代用するため、ヘビキャロは数年前より頻度が減った…


ヘビダンも同じく… このジグで代用して試して2シーズン目…



ジグは、コンボするワームの数だけ、数えきれない位の使い方が出来る数少ないルアーの一つ…


中には、凄腕の琵琶湖遠征者様より教わった、コンボの組み合わせも散々試していた…



自分が、リスペクトしている、お方が何人かいる…


そのお方達は、とにかく…  こちらとは考えもしない場所で、リグの出しどころが違う!… 


秘密の場所知ってるんでしょ?ではないですよ!


エリア選択? エリア探索眼?に秀でているのは勿論だが、


どうしてそこにたどり着くのかの、思考その物が、ついていけないレベル…


経験でしょ!と言えば簡単だが、小さな気づき!を見落とさず感じる感覚…


この気づき対する、対応策、打開策を探す試行錯誤する姿勢…


だから… まだまだだから… 


作ったルアーを持って、遠征を繰返す…


2014年、早秋…


GIVS® Official


2018.08.19

霞、利根川水系


2014年、夏…


VADOVAS JIGのテストは、霞ヶ浦、利根川水系での様々なエリアでも行った…


ボートの時もあれば、陸からも、フローターでも…


古渡エリアの浚渫、北利根チョコレート護岸際からファーストブレイク、沖の障害物コンタクト…


テトラ、漁港外壁、護岸際、水門、延々続くアシ際打ち、ヘラ台打ち、広大なシャローフラット、ゴロタ…


様々な場所に試作ジグを打って、巻いた…


琵琶湖に比べ、全体的に浅く、水質はマッディー、風でよく荒れ、食った!と思ったらキャットフィッシュなんてことも多い…


捨て網、竹杭のゴチャゴチャ、沈船、漁業系の古ロープ、ゴロタ、霞名物玉ねぎネットと、根がかり率も高い…


だから、この水系で、もし、ノーガードタイプのジグを使う場合は、一部の中層スイムジグとして使うか、


ショートピッチでのフットボールジグ等に限られる…



VADOVAS JIG開発初期は、ガードタイプの設定は考えていなかった…


自分が、琵琶湖遠征中に使用する、自作ジグが、ほぼ、ノーガードで使用する頻度が圧倒的に高かった事もその理由にある…


しかし、琵琶湖の夏の時期の南湖ウィ―ド攻略の際、ヘビダンに代わる仕様として、試作用VADOVAS JIGガード付きを数シーズン試していた…


そのガードタイプのVADOVAS JIG試作モデルを、ここ、霞ヶ浦、利根川水系でもテストした…


意識した具体的な部分…


・護岸、アシ等に代表される、岸際へのシャロー打ち比率の高いこの水系に対して、VADOVAS JIGの着底倒立アピールが有効か?


・浚渫エリアにおいて、フットボールジグの代替えジグとして有効か?


・広大なフラット地形において、ヘビキャロの代替えリグとしてこのジグが有効か?


・通常のラバージグ用途としては勿論、スイムジグとして問題無いか?


テストは琵琶湖遠征は勿論、他のフィールドでも続けた…


2014年、夏… 霞、利根川水系テストからの1枚…


GIVS® Official


2018.08.18

テスト


2014年、初夏…


春の遠征数回を終え、自分は、外した感のあるこの年の数回の春遠征…



フィールドで、偶然会った遠征者様達に託したあのジグでの、凄いサカナ達の画像にのみ救われた…



あ~…  なるほどな~… こういう嬉しさがあるんだなって…



いつもは… 自分のサカナ…


自作したルアー達で、それのみを求める遠征から…


人が釣った、凄いサカナを見せてもらう… 



このジグヤバいっすっとか…


もうちょっと、フレア出来るようにしてほしいとかっ…


スカートの色の要望だったり…


針を強く、長さを長くしてほしいとかっ…


角度をこうして欲しいとか…


色々ご意見を頂いた…


何より、うれしかった… ありがたかった…



後に… この年の秋にも、初冬にも、皆さんのスゴイサカナ見せてもらえた…



熱く…  こみあげてきそうな感覚…



自分のサカナ達との出会いも重要なテーマだったが…



改めて… ジグをまとめ上げなければならないと思った!


自分のこの時の遠征時、ボートでボゲリ、翌日はフローターを出して、南湖東岸から…


ジグは、VADOVAS JIGタイプヘッドでは無いタイプから、コンセプトは同じ試作ジグ…


2014年、初夏…



GIVS® Official 


2018.08.17

修正


2014年、春… 製品まで、全く終わりが見えない!…


そう簡単に、理想のジグが出来る訳が無い事は分かっていても…



この年の春の初回遠征から帰って、気に入らない処を、CAD設計の修正まで戻り、


ボスのコンマ単位の角度修正や、デザインの修正を繰返す…


想定重量の計算を幾度となく行い、出力、部材アッセンブル、ゴム型、鉛キャスト…サンプル確認…


各、部材のアッセンブルは、各部材事(針、ガード、ラインアイ等…)数種類を試す為、


出力モックは、CAD修正後、複数個用意しなければならない…


言葉で表現する事も難しい! 



実際のサンプル製作工程は、酷くアナログで、CAD設計と3Dプリンターはベースにしか過ぎない…


用意し、実際に試作ジグにアッセンブルした、一番重要な針は、30種類を超えた!…


鉛キャストを終えた、ジグのサンプルは、其々に、実際に様々なワームを刺し、バランス、角度等記録していく…


アッセンブルした針の耐久性、伸び、折れの検証も…


それらをクリアしたサンプルジグを、時間を空けて、偏りを極力排除した別な視点で再検証する… 


その後… 遠征用の試作用BOXに移され、次の遠征まで待機させる…



理想のジグが、既に… この世にあったならば!… こんな途方もない事はしなかった…


理想の針を作って貰うために、国内針メーカー様各社へ、オリジナルジグフック製作を打診したこともある…


『ありがとうございますっ。最小ロットは10万個からですが大丈夫ですか?』…


!!!


国外、国内でジグを生産する場合、基本ハンドメイド! パートさんの数×稼働日数=生産数… 


オリジナルの針作って、パートさん揃えて… 


やらないなっ! 普通のメーカー様は…



…解っていた…


その無謀で、掛けたコストに見合わない製品の一つ!… ジグ… 



ネコリグ、スモラバ、ライトリグ… 対極に位置する、フルサイズのスイムジグ!…


どの季節でも… どのフィールドでも… 


5匹揃える必要なんてない!自分の釣り…


とんでもない!… イイサカナと出会いたい!


勿論琵琶湖でも! 他のどのフィールドでも!・・・


広大なフィールドで、探す釣りも、見当つけて食わせる釣りも… 両方対応出来るジグ…



いままで… ジグを何回放ってきたか… ジグで数回バケモノ逃がしてきたから…


ジグで何回イイサカナと出会わせてくれたか…


一呼吸おいて… 合わせた瞬間のたまらない感覚!…



ジグを誰よりも愛しているから…



作りたかった… いやっ! 作らなければならなかった…


2014年、春… 終わり見えない、ジグ製作…



GIVS® Official


2018.08.16

遠征者達


2014年、春の遠征初回、ようやく、満足のいくサンプル製作から出来たジグと、ワームを持っての遠征…


試したいエリアをランガンし、廻る…



数年前より、全国から来ている琵琶湖単独遠征者様の方々と、偶然同じエリアで会う事も多くなっていた…


見た目、厳ついが、気持ちのいい礼儀正しいお兄さん…


ワンボックスで車中泊しながら遠征しにくるお方…


奥さん連れのデザイナー?のお方…


これまた、職人さんって感じのお方…


東京から来ているカメラマンさん?…


たまにマリーナが一緒のお方…


いつも、ゴミ袋をぶら下げているウェ-ディングのお兄さん…

数か月ぶりとか、1年ぶり、数年ぶりに、とかお会いする方もいた…


遠征者は、遠征者の事が分かるようになる… 車のナンバープレートもヒントの一つだが、それだけじゃない…


エリアが、被る… 誰もやらない場所を好む傾向も似ている… 誰もやらない事を試す事も…


全国から琵琶湖へ遠征しに来てる方々… 皆、紳士で気持ちの良い方々が多かった…


しかも…  凄腕が多い…


何度か偶然お会いする遠征者様とは、軽い会釈から始まり、滞在日数、釣果程度の会話の中で、


遠征者同士お互いに感じるモノがある…


短い会話の中で、お互い、目線でラインに結んでいるルアーや、リグのチェックだけは欠かせない…


遠征者の方々のその殆どは、SNSをやってない、又は、釣果情報を載せてないお方が、圧倒的に多かった…


自分もそうだった…


話の流れで、携帯のカメラで、先週獲ったサカナや、先月獲ったサカナを見せてもらうことが時折あったが…


!!!凄いサカナばっかし!!!…


皆、名前も殆ど知らない… 聞かない…  連絡先も知らない… お互いに…


でも、皆、完全に… 


自分のサカナのみを純粋に追いかけている… 凄腕の単独遠征者様達…


それと、遠征者同士感じる、お互いに同士のような、心地よい関係と距離感…


今回も、イイサカナ目指して、お互い頑張りましょで、別れる一抹の寂しさ…



2014年、この春の遠征から、新しく投入した、自作したジグとワームのテスト…


自作していることを知っている、顔見知りの遠征者の方々から、使ってみたいと…


この時期から、この方なら大丈夫!だと思った方々には、サンプルをお渡しした…


次回、又、偶然会えた時に、報告できるように試してみますとの言葉と引き換えに…



GIVS® Official


2018.08.15

下町


2014年、初春… 春の遠征までに準備しなければならない、自作のジグ、ワーム達…


3DCAD設計開始の2013年夏以降も、CADの合間に、しっかり琵琶湖遠征は続いていた…


部下の女性社員達は、陰で、『琵琶湖課長』とか、時折、『又、今週末も奥さんと琵琶湖ですか?』


とか言われるのは、しょうがない…


そろそろ!、京都、滋賀の旅館業協同組合や、飲食業協同組合、コンビニ協同組合に、NEXCO東日本から西日本まで…


いつも繰り返しのご利用ありがとうございますって、この度は日頃の感謝を込めて割引にとかメール来ないかなと…


じゃなくて…



ジグ製作のサンプル地獄に見えた、一筋の光!…


ググって見つけて、アポとって、向かった…



実は、数年前に、ルアーの自作にあたって、東京の大田区の産業振興協会ってとこに、相談しに行った事があった…


日本のものづくり… 大田区にヒントがあるのではないかと?… 紹介された会社を数社訪問もしたが⤵…


お叱りを受けるかも知れないが、この時の体験から日本のものづくりの下支えは、


大田区ではなく、大阪にあるのではないかと思っていた…



しかし、一筋の光は再度、東京の下町へと向かわせた…


事前に調べた、数社へアポを取り、自身の製作過程での疑問をぶつけ、アドバイスを頂く… 


毎週… 毎週… アポ取り、訪問… アポ取り、訪問… 数十社廻った頃…


ある会社様で、 『マジですか!』、『そんなことできるんですか!』って事を教えて頂いた…


早速、3Dプリンターで出力したモックでゴム型を作る…



因みに、VADOVAS JIG(D.PAT)製品版は、製品中心の継目が目立たないように製品化しております。



何度かゴム型を作って、ようやく…  なるほど! この方法なのかなっていうのが見えた…


2014年、初春…



GIVS® Official


2018.08.14

修正


2014年、年初


3Dプリンターで出力したジグのモックは、当然、手削りとは全く違う左右均等を実現していた…


出力しては、細かいCADデータの修正を繰り返す…


しかし!、ゴム型も、出来たジグモデルも全くうまくいかない!…


CAD地獄から、サンプル地獄へと続いていた…


ジグに、事前にアッセンブルする部材の寸法を、ミクロン単位で何度も計算し、緻密に設計し反映しても、


出力したモックに、手加工で、ジグ部材(針、ガード、目の穴の大きさ調整等…)を取付けなければならない…


仮に、CAD設計が上手く出来、3Dプリンターで出力が無事に、うまくできたとしても…


ゴム型前の出力モックには手加工でジグ部材をアッセンブルしなければならない…


その為、CAD設計時に予め、ジグ部材の加工穴を設計に反映する…


ゴム型までいって、鉛を流し込み、うまくいくことを祈ったが、うまくいかない!…


又、CADの修正に逆戻り…


この繰り返し…



事前に、入念に準備した…部材…


重要な部材の針は、手に入る可能性を感じる20数種類を用意…


他部材もワイヤーフォーミング加工で数種類準備した…




もっといい方法があるのではないか!?…


ググっては調べ、ググっては調べ…  


!!!


んっ! この方法!


これまた、思いもしない、他業種の世界!…



2014年…年初、 製品まで全く終わりが見えない中、一筋の光…



数十個と作ったゴム型前のボツになったモックの一部…



GIVS® Official


2018.08.13

出力


2013年、年の瀬


相変わらず、CAD、… 解らない…


YouTubeで見てる、外人の先生?の作品は、ゲーム業界? ハリウッドの映画業界? 


CAD上で、まん丸の球体から、この世のものとは思えない神業?でっ、生きてるかのようなクリーチャーを作り出す…


まるで、粘土をこねているかのように、液晶ペンタブで自由な造形表現が可能なこの3DCAD…


ただ… なぜ、この3DCADを選んだのか?…  選んでしまったのか?…


一応、手で… 自分の手で、何かを作る事が好きな方だった…


後で、買った方が安くついた何て事なんてよくあったが…


だから、3DCAD購入前の入念な下調べでも、粘土をこねるように、まるで生きてるかのように様々なクリーチャーを


造り出せる、表現できる、この3DCADを選んでしまいました…


間違って…


手削り表現に限界を感じ、CADの導入の必要性を感じ始めての頃、たまたま、ある展示会を知った…


ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、フィギュア造形の祭典… ○○フェス…


因みに、当GIVSオフィシャル関係者は、普段、フィギュア等、全く収集・関心はありません。


何かに導かれるように、行った展示会…


場違いな場所…


コスプレのお姉さんに群がるお兄さん達… 


キープキャストの5倍?、いやっ、10倍?の規模で、半分は、個人出展者達が、


自作のフィギュアや、造形物を展示販売していた…


老若男女? 熱気? 自由さ? 規模の大きさ? フィギュアや造形物の精巧さ? に圧倒された…


この造形、手で作ってるの? 『はいっそうです』とか! 『全部CADですねっ』とか!


えっ、お宅様、個人様なんですよねっ? 『個人ですが、企業からたまに造形依頼受けてますとかっ』


聞けば、そんな神レベルの造形製作出展の個人様が、ゴロゴロいる…


…知らない世界ってあるんだなと…


3DCADでのデザイン格闘スタートから、約半年経過し、3Dプリンターで一番最初に出力したモックから…


2013年、冬…



GIVS® Official


2018.08.12

格闘


2013年 夏…


イメージを形にする…


誰も教えてくれる人が周りにいない3DCAD…


頼りは…   YouTubeのみ…


そもそも… 最初に導入を決めた3DCADは… 


一般的に工業デザインで使用されているサーフェイスモデリング用では無かった…


いやっ… 敢えて、サーフェイスモデリング3DCADを選ばなかった…


最初のCADは… 映像、ゲーム業界で標準とされる、3DCADを導入していた⤵…


オリジナルのジグを作るにあたり… 


どうしてもしたくなかったデザイン…


どこかで見た事のある、砲弾型のフィッシュヘッドタイプのデザイン!…



どこのジグよりもロールしますっ、とか?!


とにかくすり抜けがいいスイムジグですとか?!


北湖でスイムジグって釣れないでしょとか?!



んっ?、… これらの聞こえてくる情報って… 自分が求めている、イメージするジグとは違うなと…



ロールはジグが発生させるのではなく、コンボしたシャッドテール次第…


すり抜けるジグの前に、ラインがウィ―ドを揺らしてしまうデメリット…


北湖でスイムジグ無いと成立しない、自分の毎度の琵琶湖遠征…




どこかで見たことのあるジグだけは、絶対に作りたくなかったから…


…CADとの格闘…


…いやっ、でも無理っ… CAD分かんないっ… の2013年の夏…




GIVS® Official


2018.08.11

CAD


2013年初夏…


数年前より、ジグは勿論、ワームも、プラグも、ワイヤーベイトも… そのうち竿も… 自作するようになっていた…


それらを持って、琵琶湖遠征で試す… 持ち帰り、次回の遠征まで修正する… この繰り返し…


それまでは、ルアーの原型は入念な設計図を元に、木材やエポキシパテを材料にしモックを作っていた…


ジグの場合は色々試行錯誤したが、エポキシパテを材料にし手削りし、耐熱ゴムで型取り、キッチンで鉛を流し込んで自作した…


ご自分で作ったことがある方は分かると思うが、ジグ製作はそれほど難しいハンドメイド作業では無い…


但し… 求めている用途を完全に実現させるオリジナルジグとなると話は違ってくる…



一般的にルアーの形、意匠には、実際のベイトに似せた模擬を反映させている…


各メーカー様それぞれに、求める形や、用途、表現した表情が反映している…


自動車メーカーの、各社違うデザイン言語を元にした、車のフェイスデザインのように…




試行錯誤を繰り返し、準備したジグ…


この年の春の遠征でのサカナが、自分が求めるジグのイメージをハッキリ教えてくれた…



優秀なスイムジグでなければならない事…


それと、もう一つ重要なことは、通常のラバージグとしても使える事…


オールシーズン対応できるジグである事…



川の流れ、リザーバーの障害物、水深の深いところ、マッディーな水、クリアな水、ロック、ウィ―ド等… 


…どのフィールドでも使える事…



他にも、要素をあげればきりがないが…必要な要素を列挙し、反映させようとすればするほど、矛盾が生じてくる…



ジグのイメージはハッキリしたが、いずれにしても、この時… 手削りのモックに限界を感じていた…


CADの導入… 自宅に個人で一式揃えた… 誰も教えてくれる人が周りにいなかったけど…



優秀なスイムジグと、通常のラバージグとしての要素… この相対する問題をクリアしたオリジナルジグ…


これが… 後の、VADOVAS JIG(D.PAT)になる…



しかし… この時、2013年の初夏… このジグをリリースする事が、5年程先になるとは、全く考えもしなかった…



一番最初に作ったCAD… VADOVAS JIGの原型から…




GIVS® Official


2018.08.10

始まり


琵琶湖に遠征するようになって、10数年…


最初の数年は、殆ど完全に負けてばかり…


だから、尚更、休日を利用したカミさん丸め込み旅行兼、琵琶湖単独遠征前の準備は、それはもう…

『仕事より神経使ってますよっ』と、上司の部長に公言していたほど念入りだった…


IT商社出身なのに… 性に合わないのか、ツイッター! フェイスブック! は、周りに勧められても断っていたが、遠征前の琵琶湖情報は入念にSNSの閲覧のみチェックは勿論していた。


プロガイド様達のブログは勿論、YouTubeもしっかりと…

あのルアーで釣れたと知ると、釣具屋さん何件もはしごして、片っ端からお買い上げ…


っで、カミさんの機嫌を損ねないように細心の注意を払いながら、早朝、京都や、琵琶湖近隣のホテルを一人で抜け出し、入念に準備したタックル持って、イメージしたエリアをランガンする…



でも、殆どは… 


あれだけの準備も情報収集も… イメージ通りにいかなかった…



自分の釣り?…


自分のエリア?…


もっと謙虚に、うまい人のやり方を取り入れる己の器?…


カミさんに怒られないように気にしながら、帰りの車内での無言の反省が続いた…




そのうち、いつのもルアーの改造だけに飽き足らず、いつしかルアーを一から自作するようになる…


ワームは勿論、プラグも… 竿も…

そして、ジグも…


とりわけ、ジグが一番最初のとっかかりだった…


ジグが好きなこともあるが、国内外、およそ手に入る市販のジグに満足出来なかったからと…

霞・利根川水系、高滝湖、富士五湖、檜原湖、野池、リザーバー等… 勿論、琵琶湖でも…


スイムジグが自分の釣りのベースになっていたから…




2013年春の琵琶湖遠征には自作のジグと、自作のツインテールワームらを持って行った…


琵琶湖を少しづつ知れば知るほど…

以前の琵琶湖遠征のような完全負け試合も少なくなっていた頃…


後の、VADOVAS JIG(D.PAT)の初期原型修正は、

この年の春の単独遠征での結果で、手ごたえを感じたイメージを形にしたもの…


不格好だけど…



本格的にルアーを作るきっかけ…


本当の意味で、始まり…




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2018.08.09 

回想


2013年5月、当時まだ会社員時代…

連休明けの出社…

15Fのオフィスの自席の窓からは、見慣れた…ビル群が広がっているいつもの風景…


日常に戻りたくない頭の中では時折… 


連休中の琵琶湖遠征での、あの美しく、勇ましいサカナ達とのファイトシーンが、フラッシュバックしている…


それは、同僚たちとの昼食の社食後の喫煙ルームのソファーでも続いた…



琵琶湖での釣行の欲求は日に日に増し、繰返す琵琶単独遠征…

でも、それは… 本当は… 

単独では無かった…


カミさんのいる身では、毎月…、時には毎週の琵琶湖単独遠征は、許されるはずも無く、

カミさんを毎回丸め込んでの京都旅行という名目だったから…


ホテルでは、寝ているカミさんを残し、早朝琵琶湖へ向かう…

釣行は完全にほぼ単独…


マリーナからボートの時もあれば、ウェーディング時も、フローターでも…

北湖の最北からの時もあれば、大橋付近からの時も、南湖オンリーの時も…


カミさんとの約束は、15時頃までに戻り京都観光に合流すれば、ギリギリ許された…


琵琶湖遠征での殆どは… 負けて帰る…


京都観光中のカミさんのご機嫌をとる事も大事だが、帰りの車の中での無言の反省はよく怒られた…


あの時、あの場所でどうすれば良かったのか?!…


どのリグなら良かったのか?…


どこにいるのか?…


あの勇ましく… 子豚のような魚体をした、あの美しいサカナ…



でも、今回の帰りの車内の沈黙は違っていた…

あの魚たちとのファイトシーンを何度も何度も回想していた…



北湖東岸…

自作のツインテールワームをコンボした自作ジグをキャストし、バンプ、スイムした直後のタイミングだった…


喰った…


一呼吸おいて、勢いよく、合わせる…


あわせた竿が止まる!


夢中で巻いて、引き込まれ…


美しいエラあらいのジャンプ…


魚影が見えた時には全身の血が移動しているような感覚…


分厚く、だが、北湖特有の小さい口を掴んで、夢中で挙げた…


ロク超え…




フラッシュバック…




5年前の…


後の、VADOVAS JIG(D.PAT)を、本気で作ろうとしたきっかけの、あの美しいサカナ…





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